<<前回の続き>
この日はブタペストを出発して北上。
旅も終わりに近づき、そろそろ方向をアムステルダムに向けるのだが、その前に是非立ち寄りたい場所を目指した。
ブタペストを抜けて高速を走っていると、辺り一面にひまわり畑が広がっているのが見えた。高速を降りて田園地帯を走っていると、所々にひまわり畑が出現し、何箇所か車を停めて写真を撮る。
今回の目的地はホッローケー(Hollókő)という小さな村。
木造建築がズラリと並び「ハンガリーで一番美しい村」との異名を持つ村で、1987年に人が住む集落としては初めて世界遺産に登録されている。
周辺に鉄道も幹線道路もない事から発展が遅れ、共産主義時代も集団農業化されることもなかった事がこの村の景観を守った。
(詳しくはWiki参照)
写真左:村の目抜き通り
写真右:村には何軒かのレストランも点在する
写真左:路地裏にある活版印刷博物館へ
写真右:印刷体験ができる
村のはずれにあるのがホッローケー城。
1241年から42年にかけてモンゴル帝国の襲撃に備えて築城された。
1552年から1683年まではオスマン帝国支配下になるものの、この城はそれほど重要な役割がなかった為にほぼ放置され、かなりの荒廃が進んだが、その荒廃の為に後の破壊令を免れた。
写真左:全景。ハンガリーでも保存状態の良い城として存在
写真右:村にあった活版印刷博物館
城の塔からのホッローケー全景。
集落が細長く横たわっているのがわかる。
この時点で翌々日の宿泊はレーゲンスブルク(ドイツ)近郊のプランク醸造所に決まっていたのだが、中継地点となる宿泊地を決めていなかった。
オーストリアのどこかの街に泊まるか、それとも通過するスロバキアのどこかに泊まるか・・・。
遅い昼食をとりながらあれこれと検索し、スロバキアの首都ブラチスラバへ向かう事にする。
ホッローケーからの距離は約250km。約3時間半のドライブ。
途中あちこちにひまわり畑があり、足止めされてしまい更にプラス30分。笑
<次回へ続く>>
ピンバック: ハンガリーのクラフトビールが揃う店=ドイツ・東欧ビール紀行2020(その8)= | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut
ピンバック: ブラチスラバのブルワリーレストラン=ドイツ・東欧ビール紀行2020(その10)= | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut