Köln / ケルン ビール情報

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大聖堂とライン川の町

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ケルンはノルトライン・ヴェストファーレン州の大都市で、大聖堂の街として、またメッセの街として知られている。
人口は100万を越えるドイツ有数の大都市であるが、州都は近隣にあるデュッセルドルフになっているため、市民にとってはちょっと面白く無い。観光地としてのケルンは、便利な事に中央駅近くに集中している。
大聖堂「DOM」はまさに中央駅の真ん前にあり、そのあまりの大きさにビックリするだろう。ライン川に面した旧市街も大聖堂の近くに拡がっており、一年中観光客で絶えない。
季節が良ければライン川を行く船でケルン入するのも面白い。


ビールはケルシュしか無い

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ケルンでは独自のビール文化が栄えてきた。
この街でビールと言えばケルシュを指し、ケルシュと言えばビールを指す。旧市街には何軒もの老舗醸造所が軒を並べている。
実際には、醸造を他の場所に移してしまっているのだが、創業の地で昔と変わらぬスタイルでビールを楽しめる都市は実は多くは無い。
大聖堂観光のついでに、ほんのちょっとだけ時間を作って、この誇らしきビール文化を是非味わってもらいたい。


ケルシュの楽しみ方

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異国の知らない街で、ビールを愉しむ事など難しいかもしれないが、基本を抑えれば簡単。特にケルシュは小ぶりのグラスに注がれ「一杯引っ掛ける」というに相応しい。

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1:まずは居場所を決める。どの店も、写真の様にテーブルが出ている事が多い。店内にも同じように立ち飲み用テーブルがある。

 

2:店員にビールを注文する。
ビールはケルシュしか無いので何も言わなくてもOK。さらにケルンの場合はビールを持った店員がウロウロしているから更に楽。
笑顔(ここが重要)で親指を一本立てて「一杯おくれ」と念を込めれば店員はビールを置いていく。

 

3:おかわりをする。
ケルンの場合は何も言わなくても空いたグラスを回収し、おかわりを置いていく。その際に、コースターに印をつけて行く。
店員にそのコースターを渡したりすると、「お、こいつは分かっているな!」と思われて格好いい。笑

 

4:オシマイにする。
グラスの上にコースターを置いておけば、それが「もう要りません」の合図。
店員が来たら伝票代わりのコースターを渡してその場で会計。
チップとしては端数を切り上げればOK。

1杯の場合は無くても問題無。なお、以上の流れは近隣のライバル都市デュッセルドルフでも応用できる。
ただし、あっちはビールがアルトビールになる。


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