城郭都市を下から上から、そしてビール=ドイツ・チェコ ビール紀行2019夏(その6)=

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この日は丸1日チェスキー・クロムロフを観光。
この街は13世紀に建設された城を中心に発展。最盛期は16世紀で、現在のルネッッサンス様式の都市構造が出来上がった。
しかし、その後徐々に衰退していったため、近代化の波に乗り遅れた。その為、開発されることもなく、当時の姿が残っている。
ただし、第二次世界大戦中はドイツの占領下になり、多くの建造物が破壊されたという。
終戦とともにチェコスロバキアの一都市となったが、ドイツ系住民は追放され、街は廃墟のようになった。修復が始まったのは1960年代の「プラハの春」以降で、1989年のビロード革命以降、その美しさが再認識されて都市整備が加速。
1992年にユネスコ世界文化遺産に指定された。
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まずは街を下から見てみよう、と思いレンタルカヌーに乗ってみた。
川沿いには何軒かのレンタル屋さんがあるが、観光シーズンは混み合っているので、前日に訪問して時間指定をしたほうが良いようだ。
幸い、20分ほどの待ち時間で乗船開始。

写真左:水面から見る修道院
写真右:背の部分にはバイパスがある(魚道?)

 

一旦宿に戻って休んでから、午後はチェスキー・クルムロフ城へ。
自由に見学というわけではなく、時間を区切ってガイドについて回っていくスタイル。
訪れている人全員の目的は、やはりこの眺望。

城の前には中世の頃の市場を再現した露天が並んでいた。
カンカンと音を立てている鍛冶屋がなかなかの存在感。(写真)

城の中を一通り見てから再び街中を散策し、ちょっと早めの夕食。
何度か前を通って、その雰囲気が気になっていた「Hospoda Na Louži」へ。
古き時代の酒場がそのまま残っている感じ。
夏の夕方6時頃というのはまだ昼間の様な明るさで、外のテラス席も気持ち良いのだが、店内の雰囲気を楽しむ為に、あえて店内のテーブル席に座った。

ビールは前日訪れた醸造所のもの。
コースターは紙製ではなく、木製が出てきてびっくり。
前日に続き、チェコ料理を頼んでみる。どちらもビールに合うのはさすが。
写真左:牛肉のタルタルステーキ(Náš tatarák)。カリカリパンにニンニクを擦りつけて、それに載せて食べる。
写真右:フライド・チーズ (Smažený Sýr )。

しばらくすると、店内が混み合ってきた。
そんな中、オジサン二人がアコーディオンの演奏とともに歌い出した。
チェコ民謡らしき曲を何曲か披露し、店内の雰囲気をおおいに盛り上げてくれた。
このお二人、実はストリート・ミュージシャンで、街角に立つ前にここで喉を潤しているらしい。
その後はこの店近くの街角に立ち、道行く人達に向けて歌っていた。

次回へ続く>>




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城郭都市を下から上から、そしてビール=ドイツ・チェコ ビール紀行2019夏(その6)= への2件のフィードバック

  1. ピンバック: チェスキー・クルムロフで呑んだくれ=ドイツ・チェコ ビール紀行2019夏(その5)= | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

  2. ピンバック: Budwer詣と小都市散策=ドイツ・チェコビール紀行2019(その7)= | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

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