なんとも多国籍なベルリン飲み歩き==ドイツビール紀行2014(その16)==

>>前回の続き

国際都市ベルリンで食するものは・・・・


ブランデンブルク門からSバーン(近郊列車)を乗り継いでSenefelder Platzにやってきた。夕方からは家族と離れ、僕とベルリン支部S氏との二名体制となる。

首都ベルリンの風格とも言うべきか、この街は道路に平行して幅広い歩道が設置されている通りが多い。街路樹が茂る美しい通りに面して多くの店がテラス席を設けている。
そんな通りを歩いていると、なぜか「ラーメン」の幟を発見してしまった。

互いに相談することもなく、黙って暖簾を潜り、ラーメンと餃子のセットを注文。(笑)
幟の文字が「拉面」と中国語表記なのが気になった。
聞けば大将は上海人。なぜか少し中国語で会話をするベルリンの夕暮れ時。
ベルリンに住むS氏はまた来るよと「再見(ザイチェン)!」

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ベルリンでバイエルン

 

しばし街歩きの後は、LEIBHAFTIGへ。Wanke Brauが営む小さなパブだ。

ここはビールとTapas(タパス)の店。タパスとはスペインのバルなどで食される小皿料理の事だが、こちらのそれは、その名も「Bayrischer Tapas(バイリッシャー・タパス=バイエルンのタパス)。
「ドイツでタパス?」「ベルリンでバイエルン?」とも思えるが、それを受けれるのがここベルリンの良いところ、こういう時はタイ語で「マイペンラ〜イ(気にしない)」。
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ビールはヴァイス(左)とピルスの2種類。
この店オリジナルのビールであるが、この小さな建物内で醸造している訳ではなく、ベルリン郊外の街にある醸造所で造っているとの事。
日本でも、委託醸造によりその飲食店専用のビールを醸すケースがあり、続いては飲食店が自家用醸造所を作りビールを醸すケースまでも生まれてきた。
醸造所の形式は多種多様なので、ビールの味わいだけでなく、それを醸す場所も様々なスタイルが生まれてきたのは日本のビール文化にとっても嬉しい事だ。

タパスは値段も手頃なので、あれこれと味わいたい人にはオススメ。

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「ちょっと火をつけさせて」
とスタッフが各テーブルに置かれたアルコールランプに火を灯す。
そして、底を抜いた紙袋(?)を被せると素敵な行灯に変身。

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LEIBHAFTIG
Bier von mir und Bayerische Tapas
Brauereigaststätte
Metzer Str. 30
10405 Berlin
毎日18時からの営業。
日曜定休
公式ウェブ
次回へと続く>>




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なんとも多国籍なベルリン飲み歩き==ドイツビール紀行2014(その16)== への2件のフィードバック

  1. ピンバック: ブランデンブルク門でビールを楽しむ==ドイツビール紀行2014(その15)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

  2. ピンバック: ベルリンと「クラフトビール」==ドイツビール紀行(その17)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

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