ベルリンと「クラフトビール」==ドイツビール紀行(その17)==

>>前回の続き

この街にはクラフトビールがある

実はドイツにおいては「Craft Beer/クラフトビール」という言葉があまり出てこない。
理由は簡単。小規模な醸造所で作られるビールの銘柄が圧倒的に多い国なので、そのほとんどが言うならば「クラフトビール」になるから。(ただし販売量は大手が多い)

ここベルリンはちょっと事情が違う。
旧東ドイツ時代は各種労働の集約、分業もあってビールは効率良く大工場で醸されるようになった。
ドイツ各地から、または世界中から、様々な事情で多くの人が移り住んで来ており、そのビールの好みも様々。
さらに、ベルリン工科大学には醸造学科もある。
そこで学んだ若い醸造家が、ドイツの伝統を打ち破るようなビールを醸する事で、ベルリンにはドイツの他の街とは違ったビール文化が育っている。
やはりそこには大手と一線を引き、あえて「クラフトビール」と呼ぶ認識がある。

地下鉄に乗ってベルリン支部(要するにS君宅)へと向かう途中、
「時間もある事だしBrauhaus Mitteに寄ろう」
となった。
街の真ん中Alexsander Plaz近くにあるBrauhaus Mitteには、いつの間にか「Craft Beer Brewery」の文字が掲げられていた。

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Brauhaus Mitte

店内に入るとそこは何故かバイエルン一色。
いや、青と白だからバイエルン二色。
ミュンヘンではオクトーバーフェストを開催中のため、ここベルリンでもその雰囲気を楽しんでね、という心遣いなのだ。
(注:この旅は2014年10月初旬に実施)

この店はアレキサンダー広場前という場所柄、外国人旅行客も多いため、ドイツの各地の料理が楽しめる。
ハクセ(豚肉塊焼)を食べながらヴァイスビアを飲めば、ミュンヘンにいるような気分にもなれるし、魚を食べながらピルスナーを飲めばハンブルクにいるような気分になれる。

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ビールはドイツの基本ラインナップ。Pils, Schwarz, Dunkel, Weiss。
これらにシーズンビールが加わるのだが、この時期は店内の雰囲気に合わせてFestbier(オクトーバー・フェストで飲まれるビール)。

幸いにもテイスティングセットがあり、人通りのビールが楽しめるのも嬉しい。
それで好みの一杯を見つけて「おかわり!」と言うのがいつものパターンだが、今回は既にあちこちで飲んでいるので、セットだけで終わり・・・。
(実はあまり強く無いため・・・)

写真左:テイスティング・セット
写真右:フェストビア

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※Brauhaus Mitteは2015年4月現在「閉鎖中」との情報が公式サイトでアナウンスされています。

<参考>当研究所内 Brauhaus Mitte のページ

次回へ続く>>



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2 Responses to ベルリンと「クラフトビール」==ドイツビール紀行(その17)==

  1. ピンバック: なんとも多国籍なベルリン飲み歩き==ドイツビール紀行2014(その16)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

  2. ピンバック: 西ベルリンの「飛び地」散歩==ドイツビール紀行2014(その18)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

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