ニュルンベルクを代表する大手醸造所。
ドイツ中で飲むことができ、世界中にも輸出されており、フランケン地方のビールを我々に楽しませてくれている。
起源は1643年頃からヴァイスビアを作っていた公営醸造所。
これはニュルンベルク中心部にある救済院(病院兼老人ホームの様なもの)Heilig-Geist-Spital 内にあった。
これが本格化し1672年に醸造所として移転、正式に創業した。
1806年にニュルンベルクがバイエルン王国傘下に入った事で、この醸造所は王立醸造所とされている。
その後、1855年にTucher家に売却されたことで、現在のブランドになった。
生産量が多いので、郊外に大きな醸造所を構えているのだが、フランケン地方の醸造所らしく元々の醸造所やケラーを引き続き保有して、昔ながらのビール文化を今に伝えている。
このAltes SudhausはもともとBrauhaus Nürnberの建物。
1966年に合併した際にTucherがこちらへ移って来た。
なお、市内には系列店がいくつもあり、それらを巡るのも楽しい。
■Information■
Tucher Altes Sudhaus
Am Alten Sudhaus 4,
90409 Nürnberg
<公式WEB>
最終訪問 2002年頃