1857年に創業した醸造所。
まだ手工業的なビールが多いなか、当初から機械化を推進していた。
丘の上にある煉瓦造りの建物の横に煙突があり、街のなかの醸造所の雰囲気が抜群。
すぐ隣にはBrauerei Maiselが建っているのだが、そちらの創業は1887年と30年ほど遅い。しかし、今日ではMaiselに統合される形で存在している。
この醸造所は丘の上に作られた。
実は丘の上に作られている醸造所多い。その理由としては地下室の存在がある。
まだ冷蔵庫が無かった時代から、地下室は年中温度変化が少ない事から、ビールの貯蔵などに適した場所として活用されていた。
冷気を保つために、冬の間に湖などから氷を切り出して保管していた地下室もある。
この醸造所の下には広大な地下室がある。室というよりも地下通路と言った方が正しい。
その地下通路は公開されており、毎日16時からのツアーが組まれている。
隣にあるMaiselの醸造博物館は14時からで、一応時間が被らないように、かつ連続して楽しめるように、というグループ会社内の配慮。
地下通路の中は、ビールの貯蔵に関しての資料の他、戦時中の生活資料などの展示が多く、決してビールがメインと言う訳ではない。
縦横無尽に広がる地下通路の規模は驚きの一言。現在の地図と重ねてあるので、その規模がわかる。
一通りの通路見学の後は、ビール一杯無料で付いている。
飲むのはAktien Kellerと呼ばれる居酒屋(クナイペ)。博物館のように扱われているが、この位の古さのクナイペやレストランは市内あちこちにある。
ビールは定番のHelles。街のあちこちで飲める定番。
そしてツアー参加客に人気だったのはZwickl Bier。無濾過系のラガービールでフランケンの醸造所ではたまに見かけるビール。
ここでは瓶入りでサーブされる。
<Information>
Bayreuther Bierbrauerei AG
Hindenburgstraße 9,
95445 Bayreuth
<公式WEB>