<<前回の続き>
バンベルクの街歩きは何度もしているが、そこから見える丘の上の古城がずっと気になっていた。
好きな醸造所のひとつ、Greifenklauのビアガーデンからも見える古城である。
その名もAltenburg(アルテンブルク)、直訳すると・・・・「古城」。
宿泊していたホテルがGreifenklauの裏手にある坂の下だったため、車で移動したらものの5分で到着。公共交通を使った場合はZOB(バス中央駅)から908番バスでhezilo Strasseへ。そこから1kmほどの山歩きとなる。
写真左:鬱蒼とした森の上にニョキっと突き出た感じのAltenburg。
写真右:周辺の森を歩きに来る人も多い
さすがに古城と名乗っているだけあって、歴史は古い。
ここに砦が築かれたのは1109年まで遡る。現在の形になったのは15世紀の事で、数百年に渡ってバンベルクだけでなく、フランケンの大地を見守ってきた。
ここまで登ってきたら、やはり更に上を目指したい!
・・ということで、塔に登ってみることにした。入場料は1ユーロ。入り口に箱があるのでそこに入れて自己精算。
最上階からの眺めはバンベルクの街はもちろん、周辺の村々が見渡せる。
この点在する村々に小さな醸造所が存在しており、毎日村の人々が集うガストホフが賑わっている。まさにビール王国。
またバンベルク市街地方面を見ると市の全景が一望できる。
絶景スポットとして知られるSpezial Kellerよりもずっと高いので、旧市街だけでなく工業エリアや、その後ろに広がる丘陵地帯までが見渡せる。
古城の敷地内にはレストランやカフェもあり、天気の良い日はテラス席に人が集う。
今回は家族旅行も兼ねていたので、日程の全てがビール三昧という訳ではなかった。
しかし、観光とビールを上手くミックスさせながらの旅ができるのが、バンベルクの魅力の一つとも言える。
ピンバック: 運河の上でProst!==ドイツビール紀行2018秋(その3)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut