<<前回の続き>
途中Lichtenfelsと言う駅で乗り換えてやって来たのは、Bad Staffelstein。
ドイツ人には結構有名な温泉地で、温泉客の他にドイツ版の聖地巡礼とも言うべくVierzehnheiligen修道院、フランケン地方のシンボルとも言うべくStaffelberg(シュタッフェル山)などへの観光客も多い。
そして、この街の周辺には多くの醸造所が存在しており、当研究所も初期の頃(2001年頃から)この場所を何度も訪問している。
写真左:Bad Staffelsteinの駅舎
写真右:この街が生んだ偉大な数学者Adam Ries(アダム・リース)
街の中心へは駅から徒歩で10分ほど。
所々に木組みの家も残っている美しい街並みの真ん中に市庁舎がある。
2003年頃は
「このあたりに醸造所が多いらしい」
位しか情報がないまま、この場所にやってきて、観光案内所であれこれと質問。
「それらは町から離れた郊外の村に存在する」
と知って何もできずに引き返した思い出がある。
その後、何度もこの町を訪れているので、ずいぶんと勝手が分かって来た。
写真左:町の中心ともいうべき市庁舎
写真右:市庁舎前に立つ、数学者の名を冠した「Gasthof zum Adamu Riese」
さて、ここから集落巡りへと出かける としよう。
今回は、ビール紀行初期に(2002年前後)訪れた何軒かの醸造所を再訪してみよう、という考え。当時はデジカメではなくフィルムカメラを持っていたため、それらをデジタルで撮り直ししたい、という気持ちもある。
写真左:田園の中の遊歩道
写真右:ポツポツと現れる集落
まずは一軒目、Staffelberg Bräuへと向かう。
<次回へ続く>>
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