大きな木の下でBioビール==ドイツビール紀行2016(その20)==

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まず訪れたのはLoffeldという小集落のStaffelberg Bräu。
オーバー・フランケン地方の象徴とも言える山、Staffelberg(シュタッフェルベルク)を冠した小さな醸造所。
以前訪問したのは2004年の事だが、基本的にドイツの田舎の風景は変わらない。
そこにあるのは大きな木と小さな醸造所。
木組みの美しいファザードがあるのは直営レストランであり、その奥の方に醸造所がある。

風景は変わらないのを安心しつつドアを開けようとすると、なんと「臨時休業」の張り紙が!!
思わず中国式に「アイヤー!」と声がでてしまう。

僕の後にやって来たサイクリングの夫婦もこの張り紙を見て・・
「Oh! Mein Gott!!」

「せっかく来たのに残念だねぇ」
などと会話を交わしていたら、店の人らしき女性が声をかけて来た。

「すみませんねぇ。今日は休みなの。でもビールの販売だけはしているわ。」

それは助かる。
確かにAusschank(アウスシャンク)と呼ばれる販売所は開いており、中には瓶ビールが積み上げられている。
この先何軒も回る事もあるし、ビールを何本も持って帰る事も出来ないので、2本購入して1本はガーデンで飲む事にした。
目に付いたのは、「Bio」と書かれたビール。
ドイツでは有機農法で栽培された野菜などが「Bio」として市場に並んでいるが、これはBioの大麦やホップから醸されたビール。

醸造所の横。大きな木の下にある小さなビアガーデンで一人ビールを楽しむ。
店員さんは僕のビールの栓を抜きながら
「明日は営業しているから是非来てよ」
と言うが、明日は明日のビアライゼがある・・・。

なお、ロゴが入った栓抜きはそのままお土産として頂いた。

次回へ続く>>




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大きな木の下でBioビール==ドイツビール紀行2016(その20)== への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 温泉と数学者、そしてビールの街==ドイツビール紀行2016(その19)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

  2. ピンバック: 田舎町で人とビールのご縁==ドイツビール紀行2016(その21)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

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