農園の昼下がり==ドイツビール紀行2014(その4)==

>>前回の続き

BIOフィールドの開放デー

Spezialでビールを飲んでいる際、そこに居た友人の一人が、
「そういえば、我々の仲間が何年か前まで上海でブルワーやっていたぞ」
「あいつは今どこで何やったんだ?」
と、話が続き、
「ちょっと電話してみるか・・・」
そしたら、その暫く会っていないという友人は、ここから徒歩3分位の農園で「ビールを注いでいる」と何とも偶然な返事が来た。

店を出てやって来たのは小さな家の前。
しかし、緑の扉の向こうには農園が拡がっているではないか。

そこは「Bioland」の看板を掲げる小さな農園。

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「Bioland(ビオランド)」は1971年に創立された、エコな生産者による団体。
野菜、果物、肉と言った食べ物だけでなく、それらを意識したレストランやホテルなども加盟している。(専門外なので、もし間違いあればご指摘ください)

この日は、バンベルクにあるこの農園の開放デーと言うことで、多くの人で賑わっていた。
日頃からこの農園の野菜を買っている人々は、皆オーナー氏とは顔見知りらしく、親しそうに挨拶を交わしている。

農園は決して広大では無いものの、街中にしては大きな面積を確保していると言えよう。
基本的にドイツの家は通りに面して家屋があり、裏側は中庭になっている。
ここはそのまま裏庭とその先がずっと農園となっているので、元々の地主なのかな?

そこで収穫されたばかりの野菜が即売されている。

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「人が集まる所にテーブルが出る」のはドイツの鉄則。
ここにもテーブルが出され、人々はまだ日の長い秋の休日を、農園の中で過ごしている。

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ビールの仕入れはご近所さんから

さて、彼はそこに居た。
「人が集まる所にテーブルが出る」とそこに必須なのはやはりビール!
ここでは先ほどまで居たSpezial Brauerei のビールが売られていた。
(ちなみに、あまりの忙しさに軽く言葉を交わしたのみ・・・)

ビールを含めて、ここで売られている製品は半径500mで作られた物ばかり。
(ビール無しならば、半径200m以内か?)

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トラクターなども置かれており、これらは子供たちに大人気。
メカニカルな旧式は、機械機械とした所が何とも魅力的で大人にも人気。
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Biolandの公式サイト(独・英のみ)

次回へと続く>>




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