アウグスブルク市内を散策、そして空振り=ドイツビール紀行2002-2003(その3)=

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週末を過ごしたミュンヘンからアウグスブルクへと向かう。
アウグスブルクは同じバイエルン州の都市で、実はミュンヘンよりも古い歴史がある街らしい。以前から何度も訪れたいと思っていたが、やっと実現。

まずはこの街を代表する醸造所Hasen Bräuへ。
栄えある一軒目の訪問であったが、月曜日だったので醸造所横の飲み屋は閉店していた。
(月曜日を定休日とする飲食店は多い)
なんとなく寂れた感があるので、定休日ではなく、既に休業しているのかもしれない。
仕方がないので後記のGolden Ganz近くの居酒屋でヴァイツエンとへレスを飲んだ。
昼前の時間であったが、暇を弄んでいそうな輩がたむろしているのはどこも同じ。

 

続いてはBrauerei Zur Goldenen Ganz。
Hasen Bräuから数分歩いた所にあり、近くに通りかかったおじさんが、親切に教えてくれた。
1346年創業というアウグスブルクでも最古参の醸造所。
住宅地の中に突然現れる煙突が、いかにも古都の老舗という雰囲気。
ベジタリアンのレストランを併設していたが、ここも月曜日ということで残念ながら休み!
(2008年に縁あってこの近くに宿泊し、再訪問を果たした)

続いて、市庁舎近くの通りへと足を運ぶ。
ここには「Ereste Augsburger Gastronomie(アウグスブルクで最初の食堂)」を謳い文句にしているブルワリーパブBrauerei “König von Flandern”があった。

本屋さんが一階に入居するビルの地下部分にあり、この街の他の醸造所と趣は違う。よってしっかり探さないと見つからない。
訪問時は地下に続く階段が見つけられずに、店の前をうろうろしていて通り過ぎてしまった。

ちょうど昼食時だったので、肉料理をも食べた。
(2020年再編集時注釈:デジカメ前の時代は暗い場所で料理写真などを撮らなかった(撮れなかった?))

お昼を食べ終わってからさらに街歩き。
Hasen Bräuへ行ってみた。
1488年創業の老舗醸造所。
アウグスブルクには、街の真ん中に
こうした醸造所が多い。
ここは醸造所と大口販売所のみで、いわゆる居酒屋を持っていない。
せっかくのビアライゼなのに残念!近くに飲める店もあるらしいが、この日は断念する。
(2020年再編集時注:グーグルマップ誕生前なので、その場で店を検索し画面を見ながらそこへ向かう、なんていう事はできない時代だった)

 

続いては駅前にあるBrauerei Riegele。
中央駅を背に、左へ歩いて直ぐの所にある醸造所。
飲むスペースが無いので困っていたら、駅の真っ正面に直営ホテルがあり、そこのレストランで飲めることが判明。
ホップの効いたPilsとHellesを楽しめた。
(2020年再編集時の注釈:なぜか写真が無い・・・)

最後に訪れたのはThor Bräu。
門の近くにある醸造所。
実はRiegeleに行く前に立ち寄ったのだが、昼から夕にかけては昼休みという事だったので、午後5時過ぎに再訪。
醸造所自体は16世紀後半からあるが、併設のレストランは18世紀と比較的新しい。(それでも200年以上)

この日は夜行でオランダ方面に向かう予定なので、早い時間に夕食を済ませてしまおうと、豚ステーキみたいなモノを注文。
大皿の左に載っているのは時間を掛けて炒めたタマネギ。
そして添えられたポテト。左の小皿には大雑把に切られたキャベツばかりのサラダが。
ミュンヒェンと違い、常識的な量だったのでホッとした。

こうして、午前中から午後7時過ぎまでアウグスブルク市内をウロウロしたものの、空振りも多くて、何をやっているのか解らないビアライゼだった。。。

この後、一旦ミュンヘンに戻り、夜行列車でオランダへ向かう。

次回へ続く>>