ミュンヘンからの夜行列車=ドイツビール紀行2002-2003(その4)=

前回の続き>>

アウグスブルクからは一旦ミュンヘンに戻り、そこからドルトムント行きの夜行列車に乗る。
元々の予定では終着駅のドルトムントまで行く予定であったため、しっかりと簡易寝台の予約をしてあったのだが、ドイツへやってくる前に予定が変わった。
ドルトムントに多く住む学生時代の仲間で、
「年末年始はオランダの海辺で過ごそう」
となったため
「お前もそこへ来い!」
と日本を出発する前に連絡が入った。
オランダ北部にある海辺の街アルクマール(Alkmaar)へと行く事になった。

写真左:ミュンヘン中央駅(この時に撮影したのではない)
写真右:列車内(同上)

 

降車駅を決める必要あり

乗車券はGerman Rail Pass、持っている簡易寝台のチケットは終点のドルトムントまで。
オランダへ向かう為にはデュイスブルク(Duisburg )辺りでオランダへ向かう列車に乗ればいいかな、いや一つ手前のデュッセルドルフで降りた乗り換えた方が、知っている街だから次の列車を探すのも、時間を潰すのも分かり易いかな、などと考えていた。
「まぁ、朝までに決めればいいや」
と軽く考えて夜行列車に乗車しようとホームに行ったら、なんとこの列車にAmsterdam行きが連結されているではないか。
そして、このアムステルダム行きとドルトムント行きはデュイスブルクで分割されると判明。
乗車後、検察に来た若い女性車掌に聞くと、朝からの停車駅は「降車扱いのみ」で「乗車」は不可。
よって、やはりデュイスブルクかデュッセルドルフで降りて、次の列車を待たねばならないようだ。まぁ、そんなに急ぐ訳ではないのでそれで良いか。。。
車掌さんは管理のために
「降車駅ははどこか」
と聞いてくる。
「まだ決めていないが、デュッセルドルフかデュイスブルクのどちらか、朝までには決める」
と答えると
「今、決めてくれ!」
と怒鳴ってくる。
仕方がないのデュイスブルクで降りることにした。

まだ薄暗いデュイスブルクで国境から先の乗車券を買い足し、列車を待つ。
デュイスブルクからはアムステルダム中央駅までICEで一本。
何年か前から、ドイツのICEが直接乗り入れてるようになったのは便利。

アムステルダムからアルクマールへ

アムステルダムからアルクマールまでは快速列車の乗って20〜30分で到着。
ここで友人に電話を掛けて迎えに来てもらう予定なのだが、全くつながらない。
正直、夕方までに彼等と合流できなかったら、この近くで宿をとらなければ、と覚悟していた。

そうか、ここはオランダだった。
彼らの携帯はドイツで契約しているので、ドイツの国番49を押さねばならなかった・・・・・ヒラメいてもう一度掛けても、やはり繋がらない。
次に別の友人に電話をしてみたら・・・通じた!
彼曰く、最初にかけていた友人の携帯は壊れているので通じない、と言う。笑
あれこれとあったけど、無事に合流。

やっと友人達と合流し、とりあえず「おやつ」。
オランダ名物(?)Pommes Fritを食べる。
マヨネーズをたっぷりかけて・・・う~ん、脂っこい・・。

アルクマールは他の運河に囲まれている小都市。
運河が張り巡らされており街のあちこちに「跳ね橋」がある。当然、これらは飾りではなく現役の橋。

この街は、チーズ市場がある街として有名。
街の中心の広場では、当時からの姿でチーズ市場が開かれているが、残念ながら冬場は休業。
街中には大きな丸いチーズがずらりと並んだ店が多くある。

次回へ続く>>