食堂車という存在

ドイツでは当たり前の存在

Speizewagen(シュパイゼ・ワーゲン)とは食堂車の事。
日本ではほぼ消滅したが、ドイツでは残っている・・・と言うよりも、ほぼ全ての特急に付いている当たり前の存在。
多くの列車が長距離での運行ということもあるが、これほどの存在感を何故保ち続けているのか不思議だが、それはしっかりと編成のほぼ真ん中に存在している。

ただし、その形態は何種類かある。

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数が多いだけに、その形態も様々

まずは普通の食堂車。
テーブルが並び、ウエイターさんが注文を聞きに来る。
一見すると、何だか日本のファミレスの様なベンチ式のシートが並んでいる。
メニューはそれほど多く無いが、何と言ってもゆっくり寛げる空間が良い。

窓の外は常に流れるいる。反面、停車中はホームを行き交う人々にちょっと落ち着かないが、スモッグガラスなので向こう側からはそれほど見えない、という心配りもある。

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レストランの様ではなく、立席やベンチになっている車両も多く存在する。
下写真左はICEのビストロ。車両の半分が厨房、さらにその半分が座席とビストロ・スペースになっているタイプ。座席部分は4人掛けのテーブル席なので、そのまま食堂車としても使えそう。
実際、ここで食事をしている人もいる。

※この席は食事無しでも座席として使用して良いのか、現在調査中。
(情報提供お願いします!)

写真右はICEではなく、旧来の車両のビストロ。
特急列車であるIC(Inter City/インター・シティー)ではなく、地域間急行列車であるIR(Inter Regio/インター・レギオ)の車内での一枚。
様々なスタイルがあるが、この時の車両は丸いベンチが並んだタイプだった。

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ビールに関しては、基本をしっかりと抑えている印象

さて、流れる景色を眺めながらの列車旅。
そこで出されるビールは、しっかりとした泡と共にサービングされる。
基本的に、左写真のヴァイスビアは瓶で、右写真のピルスナーは樽から出される。
南ドイツ以外はほとんどが瓶で消費されているヴィスビアに関しては、素早くかつ綺麗な泡と共に注ぐにはちょっとしたコツがあるのだが、ビストロのスタッフの多くは見事な泡と共にサービングしてくれる。
(たまに、瓶とグラスを渡されて自分で注ぐ事もあるが・・・)

ピルスナーに関しては北ドイツスタイルのピルスナーグラスが使われている事が多い。
グラスを逆さにして冷水を流す装置に通した後、美しい泡と共にサービングされる。

※閉店時間が近いと、サーバーを止めて瓶ビールでの提供もある。

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さて、そんな食堂車であるが、料理に関しては基本的に「チン!」が多い。
まぁ、これだけの数を走らせて、その全てにシェフを乗車させる事は不可能だろう。

食堂車と言っても食事を注文しなきゃならない訳ではなく、ビール一杯、コーヒー一杯という人も多い。
コーヒーとケーキのセットはドイツ式の「大型ケーキ」が出てくるので、満腹感も得られる。

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Gute Reise!(よい旅を)




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