ビールを飲んで夜行列車に乗ろう!

夜行列車の旅、ここにあり

(2022年、一部加筆)
2015年3月14日のダイヤ改正にて、日本の寝台列車「ブルートレイン」の歴史が終わった。
実際には機関車に牽引されて走る寝台専用列車の定期列車が終了したって事なのだが、新幹線が発達し、飛行機が様々な割引運賃制度を運用している日本では、まぁ仕方ないのでは、というのが当研究所の感想。
(そもそも、鉄道の割引切符が少なすぎないか??)
(《注》そちらの専門ではないので、さらりと流させていただきます)

さて、所変わってドイツ。
夜行列車は一時減少傾向にあったが、また復活傾向にある。(2022年)
LCC(格安航空会社)や安い長距離バスも多いヨーロッパにおいては、夜行列車の存在は決して特別ではなく、環境に優しい選択肢として見直されてきた。

(以下の文章はまだ夜行列車が多かった頃に記述した内容なので、参考として読んでください。)

せっかくの夜行列車があるドイツを旅行するのだから、これを利用しない手は無い!
寝たまま移動できるなんてステキじゃないか!
・・・と僕は旅程の一部に夜行列車をよく入れている。

写真左:ハンブルク中央駅。夏は21時頃まで明るい。
写真右:ミュンヘンに到着した夜行列車。

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夜行列車は寝台列車に限らず

日本とドイツの夜行列車の最大の違いは、ドイツのそれは寝台専用列車ではない、ということ。一人用個室もあればカーテンすら無い簡易寝台車もある。さらに座席車なども連結されており、予算に応じて利用できるという選択肢が用意されている。
(日本だって、「サンライズ」形式の混在列車で十分だと思う)

写真左:自転車を分割無しで乗せられる運搬車。
写真右:オーストリアの機関車に牽引される列車。

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僕自身、それほど旅の予算を持っている訳ではないので、比較的安い簡易寝台を利用する事が多い。一昔前はカーテンもなくゴロリと寝るだけの空間だったが、最近は一応カーテンがある。
しかし、日本ではとっくの昔に廃止された3段式寝台がまだまだある。ただでさえ日本人よりも大きな身体のドイツ人が、窮屈そうに体を横にしている様子は、気の毒なもの。
ちなみに簡易寝台車の事は「Liegen Wagen(リーゲン・ワーゲン)=横たわる車両」というのも頷ける。

さらに安い座席もあるのだは、こちらはまだ試していない。
頭の上まで覆われたリクライニングシートで、3段式寝台よりも寝心地は良いのではないかな?

学生の頃はユーレイルパスだけで乗れる座席車によく乗った。
6人コンパートメントの椅子が倒す事ができ、座敷の様にして寝たが、セキュリティー的にちょっと問題有りだった記憶が・・・・

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ちょっと高いのは「Schlafwagen(シュラーフ・ワーゲン)」と呼ばれる寝台車。
Schlafはschlafen(シュラーフェン=睡眠)の名詞形。寝具や洗面台などが一通り完備されている。
僕が乗ったのは3人室。
3人組ならばもちろん個室として使えるが、実際には「3人ドミトリー」の様な物で、同性の客が割り振られる。
セキュリティー上鍵が掛けられるが、プライバシーがあるわけでは無い。

写真左:3段ベットの様子。
写真右:室内に取り付けられた洗面台。機能的に見えるが水を出すと飛び散る。笑
(こういうのを作りこむのは、日本が一番上手いと思う)

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 ビア旅と夜行列車

ドイツ国内の夜行列車は「City Night Train」と呼ばれるものがあり、これはその名の通り主要都市間を結ぶ夜行列車の事。
飛行機最終便よりも遅く出発し、朝一番の飛行機よりも早く到着する。
よって、ビジネス客も使うことを前提にしており、それなりの設備の車両も連結している。(と同時に安い車両もある)

これを利用すると、例えばハンブルクで夜ビールを楽しみ、夜行列車でミュンヘンへ。
朝はそのまま列車を乗り継いで郊外の街へ行き、モーニングビールを楽しむ、という事が可能になるのだ。

特におすすめはケルン・デュッセルドルフ周辺。
便利なのはアムステルダム発チューリッヒ行きなどの利用で、23時頃にデュッセルドルフを発つのでゆっくりと飲める。

写真左:オランダのアムステルダムからデュッセルドルフを経てミュンヘンに向かう列車。
写真右:コインロッカーを利用して、手ぶらで飲み歩きがオススメ。

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<参考>
ドイツ鉄道DBの夜行列車解説ページ

 




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ビールを飲んで夜行列車に乗ろう! への2件のフィードバック

  1. てっちん のコメント:

    ヨーロッパも近いうちに日本の様に無くなっていくのでは?
    シティナイトラインも2014年12月改正でコペンハーゲン発着が廃止されたし
    アムステルダム発着は削減、パリ発着も廃止されたし、
    エプリソスやコライユリュネアも廃止。
    そろそろ日本の様になるような感じ。

  2. ビール文化研究所 所長 のコメント:

    てっちんさん>
    ビール文化研究所へようこそ!
    それはありますね。全盛期に比べるとかなり減っている感じがします。
    僕がドルトムントに住んでいたのが1997から1999年。
    この時は19時頃から欧州のあちこちへの夜行列車がドルトムント始発で出発していましたっけ。

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