上海市内には「石庫門」と言われる区域が多く残っているが、ここ「新天地」は香港資本によって再開発されて「おしゃれスポット」として人気な場所。
和洋中と多くのレストランが立ち並ぶ通りのほぼ真ん中に、ドイツはミュンヘン発祥のブルワリー「Paluaner Brauhaus」がある。
もともとヨーロッパ調の建物が立ち並ぶ新天地なので、木立の下にテラス席が拡がる様子はドイツの雰囲気。よって観光客だけでなく周辺に住むドイツ人がテラスでビールを飲んでいるのをよく見かける。
店内はミュンヘンをそのまま上海に持ってきた様な雰囲気。
そもそも、この新天地自体がヨーロッパをそのまま雰囲気を目指している場所なので、この街にはとても合っている店の作り方と言える。
中央にあるステージでは、いつもジャーマン・ブラスバンドが「Ein Prosit!」を奏でているわけではなく、シンガーが英語の歌を奏でている。
ビールは定番Helles、Dunkel、Weissの3種類。
これに追加して、シーズンビールが登場する。サイズ的には0.3L、0.5L、1.0Lの3種類。
1.0LのMASSで飲んでいる人はあまり見かけない。
かなり頑張ってドイツの雰囲気を再現しているが、さすがに食事に関しては多少のローカライズされている。
ハクセやシュニッツェルと言った定番ドイツ料理の他、上海在住欧米人が皆好むハンバーガーや中華風にアレンジされたパスタなど、それはそれで面白い。
写真右:中国らしく四川風スパゲティ。辛い!
写真左:ビア・スポットにハンバーガーあり。
■Information■
Paulaner Brauhaus in Xin Tian Di
House 19-20, North Block Xintiandi, Lane 181, Taicang Road
太仓路181弄新天地广场北里19-20号楼
<公式WEB>
新天地とはこんな所
香港資本により中国各地に作られているショッピングスペースの一つ。
上海の場合は、石庫門と呼ばれる中洋折衷型の伝統的建築様式を改装して、街路樹と共にオシャレ空間に仕上げており、レストランやブティックなどが入居。
海外気分が楽しめるスポットとして、上海人や中国人観光客に人気だが、近隣に住む欧米人も食事やカフェタイムを楽しみにフラリと来る。