ミュンヘンを代表する醸造所のひとつであるAugstiner(アウグスティナー)の醸造所横にあるレストラン。ミュンヘン中央駅から繁華街と反対方向に歩くため、ここを目当てに来る観光客以外は来ないと思われる。
アウグスティナー自体、その起源は1328年とされている。
その後、現在はレストラン「Grossgaststaette」があるNeuhauser strへ移転し、500年程彼の地で醸造。そして19世紀初頭にここへ移転してきた。
この「Bräustuben」とは「造り酒屋の角打ち」とでも言うべきか、醸造所に隣接された酒場の事。常に新鮮な状態のビールが楽しめるビール好きには堪らない場所のひとつ。
写真左は醸造所の全景。
レンガ造りのとても美しい醸造所で、日本ならば産業遺産に指定されそうな雰囲気。
しかし、ここは遺産ではなく、もちろん現役バリバリの醸造所。
写真の左端から、屋根の低い建物までの繋がりがBräustuben。
写真右はそのBräustubenの近景。この写真からは判りづらいが、写真右の車道に面した所に小さな入口がある。結構こういう店でもド〜ンとした入口が無いのが特徴。
写真左は、入口を入って左側にあるスペース。ここがいわゆる「Bräustuben」と呼ばれている部屋。この空間がこの店の起源であると思われる。狭い所にギューっと席が押しこんである気もしないことは無いが、そうでもしないと客が捌ききれないほどの人気。
写真右は、入口右側のスペースで「Bierhalle」と呼ばれている。
直訳すれば「ビアホール」。長いスペースに大きなテーブルが並び、皆でワイワイと飲む場所。(もっとも、どの部屋に座ってもワイワイとなるが・・・・)
ビールは人気のEdelstoffを筆頭に、Hell、Dunkel、Weisseなど。
ちなみに左右のグラスは飲みかけでは無い。
Schnitt(シュニット)と注文すると、ビールをちょっとだけ味わう事ができる。
入れる人の個人差があり、同じシュニットでも半分入っている物もあれば、ほとんど入っていない物もあると言う、ドイツにしては結構いい加減なシステム。
■Information■
Augustiner-Bräu Wagner KG
Landsberger Straße 19
80339 München
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