大聖堂を背に、すぐ左手方向にある醸造所。
その起源は現在の場所から1km弱離れた場所に1895年に創業したAposteln-Bräuと言う醸造所。その後、1904年にこの地へ移りケルシュの店として、大聖堂前で繁栄し続けている。
醸造所名としては「ケルンの王宮ビール(直訳)」であるが、販売しているビールのブランド名は”Früh”。これは創業者の名前から来ている物であるが、「朝食Frühstuck」と言う単語に掛けて「FrühでFrühstuck(朝食)を!」とのコピーが大々的に掲げられていた時もあった。
シンボルは赤のロゴ。
大聖堂の目の前という最高の立地条件もあり、見学を終えた人々が次々と流れこむ。
見学をしなくても、常に人が集まる場所なので、大聖堂よりも訪問者数が多いのは間違いなし。
店内は昔ながらの雰囲気で、太ったおじさんが細いグラスの並べてある吊り下げ式のトレーを手に、うろうろしている。
玄関から奥へ向かう通路が立ち飲み席の様になっており、一人でその雰囲気とビールを堪能できる、狭いが贅沢な空間である。
ただし大きな荷物などを持っていると、慌ただしく店内を行き来するおじさん達に怒られるので注意。
ケルシュ巡りをする時は、駅のコインロッカーに預けるのが無難。
■Information
Cölner Hofbräu
Am Hof 12-14
50670 Köln
公式WEBサイト
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