Kulmbach(クルンバッハ)はフランケン地方においても、比較的醸造量の多い都市。
大手醸造所があり、そこから世界へと出荷されているからだ。
そんな醸造都市の片隅にあるのが、小さな醸造所Kommun Bräu(コミューンブロイ)。
実は、コミューンと名乗る醸造所がドイツ中に存在している。
古くからあるコミューンは、何軒かのがガストホフなどが共同で所有する醸造所。設備を共同で使う場合と、マイスターも含めて共同で雇う場合もある。
ここはそういう形式ではなく、昔ながらの醸造所をこの街に作ろうと、1992年に出資者が集まった組合形式の醸造所。もともとは蒸留酒を生産していたそうだが、設備を投資してビールの生産も始めた。
生産量の少ないビールは基本的に近所で消費されている。
開閉式の栓が付いた1L瓶が、木の箱に入っている。
もちろん、箱も瓶も簡単にリサイクルができる。
写真左:ビアガーデンで乾杯。
写真右:ちょうど友人の結婚式に行くのだ、という青年がビールを買いに来た。
もらった友人は、空けた瓶を持ってこの醸造所に来ては、新しいビールを交換していくのだろう。
■Information■
Kulmbacher Kommunbräu e.G. Reale Bierwirtschaft
Grünwehr 17,
95326 Kulmbach
<公式WEB>
<最終訪問2006年5月>