Adler Bräu / Stettfeld

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ドイツにも「結構あちこちで見かける名前の店」というのがあるが、鷲を意味する「Adler」もそのひとつ。
鷲はドイツの国章としても使われており、ドイツ人にとっては馴染みの深いシンボル。
時代を遡ればプロイセンも、さらには神聖ローマ帝国もこの鷲がシンボルだった。

ここStettfeldにあるAdler Bräuの創業は1730年。
住所は「Haupt Strasse(中央通り)」にあり、もちろん教会のすぐ近くという典型的なロケーションにある。
元々、建物内でビールを醸していたが、2005年に醸造所を店から徒歩2分の所に建設。ここを起点に50kmほどの商圏を持つ中規模な醸造所だ。

写真左:全景。左側がガストホフで右に醸造所が配置されている。後ろに見えるは教会の塔。
写真右:現在は醸造は別棟で行われている。

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店内は典型的なフランケンのGaststaette(食堂)。
黒光りする梁と天井そして白い壁、白熱灯がなんとも味わい深い雰囲気を醸し出している。部屋の真ん中に緑のタイルで造られた暖炉があるのもフランケンには多いスタイル。

ここのビアサーバーはカウンターにはなく、壁から出ている構造。
訪問した日は平日の昼間だったので、サーバー口にはひとつしか付いていない。

写真左:シンプルな店内。
写真右:壁だしのサーバー。

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定番ビールとしては、ピルスナー、ヘレス、ラーガー、ヴァイスのラインナップであるが、訪問時に繋がっているのはピルスナーのみだったので、それをチョイス。
選択肢がないように思えるが、この店は瓶ビールも売っているので、常連さん達は何がサーバーに繋がっているのか関係無しに「いつものビール」を頼む。

写真左:ピルスナーを一杯。
写真右:豚肉のローストと澱粉団子「クヌーデルン」、そして赤いザウアークラウトという典型的なフランケン料理。

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■Information■

営業時間 10時〜
土曜日は18時閉店

定休日 火曜日

<最終訪問 2008年3月>

 

Stettfeldはこんな街

マイン川のほとりにあり人口1000人ほどの街。
バンベルクを出発したヴュルツブルク方面行きの列車が、バンベルク郊外の工業地達を抜けて美しいマイン川を眺める辺りに位置している。
バンベルクの西約20kmと近いのだが、エリア的にはUnter Franken になる。
(バンベルクはOber Franken)
そのUnter FrankenのHassberg郡に属す。
教会を中心に広がる典型的な田舎町。
すぐ近くを線路が通っているのだが駅はない。

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