Kommunbrauerei / Seßlach

小さな街にある1335年創業という老舗醸造所。ただし、ここは普通の醸造所ではない。
醸造所にはいろいろな形があるが、ここは「Kommun Brauerei(コミューン・ブラウエライ)」という形式。共同組合のような形でできた醸造所である。
この集落にある二つのガストホフ「Gasthof Reinwand」と「Roter Ochse」が自家醸造をせずに、共同設置した設備と、共同で雇ったマイスターに醸造を任せるスタイル。

ちなみに委託醸造だけでなく、ビールのみの外販も行っているが、金曜日午後に数時間販売するだけで幻に近い。
写真左:醸造所は街をグルリと囲む城壁の近くにある。
写真右:金曜日の午後にビールを買いに来る人々。

ビールの外販と言っても、瓶売りはしない。また樽でも売ってくれない。
ビールを買いたい客は、自分で樽を準備して取りに来るのだ。
そして、醸造所のタンクから直接ビールを注ぐという斬新なスタイル。
写真左:ホースを伸ばして持参した容器にビールを入れる。
写真右:プラ樽だとマイスター自らが給油ならぬ給ビール。

醸造所の歴史は長い。
さすがに創業の頃から使っている器具は少ないが、博物館で見るような道具があちこちに現役で使われている。
写真:何年か前までは薪を使って煮沸をしてたが、現在は改造されている。

醸造所内は下から上へ、上から下への立体的な構造。
古い麦芽ミルには電動モーターを使って持ち上げる。
(螺旋でリフトアップ)
煮沸された麦汁もポップアップされ、天井裏のクールシップへ。
ここで冷やされてから下のタンクへ落とされる。
写真左:古くから使われているミル
写真右:屋根裏の冷却プール。

ここは醸造所のみでガストホフがない。
ビールを飲むには、ここに醸造委託をしている集落内のガストホフへと行く必要がある。
「Gasthof Reinwand」と「Roter Ochse」は共に中央広場付近にあるので、醸造所からも近い。

<最終訪問 2009年8月>

Seßlachはこんな街

行政上はCoburg郡にあり人口4000人ほどの大字(おおあざ)的な存在な街。その下には16集落が存在している。近い発音は「ゼスラッハ」。
バイエルン州とテューリンゲン州の境界線の都市でもある。
歴史は古く6世紀頃から農民が入植し始めている。
現在でも街をグルリと囲む城壁は健在であり、その意味でももっと観光地化されていてもおかしくはないが、場所的に便が良くないためヒッソリと存在している感じ。

写真左:城壁の中の町並み。時々トラクターが通りかかる牧歌的な風景。
写真右:街への入り口となる幾つかの門の一つ「Rothenburger Tor」。




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