Drügendorf(ドリューゲンドルフ)はビール紀行の初期のころに訪れた街。
滞在していたバンベルクからブッテンハイム(Buttenheim)へ。
そこからEbermannstadt(エバーマンシュタット)方面まで山がちなエリアを旅したときに立ち寄った。
行政的にはForchheim郡の大字Eggolsheimに属している。
この山を背にした小さな街にあるのが、1525年創業のPrivatbrauerei Först。
この1525年と言うのはガストホフ「Golden Löwe(ゴールデン・レーヴェ/金の獅子)」の創業年で、開業当時はBrauerei zum Golden Löwe」と言ったが、1750年に現在の経営者であるFörst家が丸ごと購入。
メインストリートと、何本かの路地で構成される集落の風景。
バス停のすぐ近くに一軒のガストホフを発見。ここはBrauerei Gasthof Kohmanと書かれていたが、近くの人に聞く所既に醸造は止めてしまっていた。
緩やかな坂道を登って行くと、一段高いところに目指すガストホフの建物が建っていた。
お昼の営業時間も終わった頃に訪問したため、女将さんも客席で談笑。
ニュルンベルクからたまに食事にやって来るという夫婦は、周辺の醸造所について詳しく、あれこれと地図に書き込んでくれた。
この旅を行った2003年当時は、まだGoogle Mapsなどが存在しておらず、こう言った現地情報が貴重であり、唯一の情報収集と言っても良かった。
地元のオジサン達が昼からビールでカフェタイム(?)。
田舎町を歩いていると、店もほとんどないため危うく食事を摂りそこねるところだったが、賄めしを出してくれて助かった。
飲んだビールはその名も「Alte Fränkische Dunkel(古いフランケン地方のデュンケル)」。
ローカル色ムンムンのビールでProsit!(乾杯)
最終訪問 2003年
■Information■
Privatbrauerei Först
Drügendorf 26
91330 Eggolsheim