Geisfeldはこんな街
バンベルクの東方面へ5〜6km程行った所にある人口1000人ほどの集落。
畑に囲まれた集落だが、場所柄バンベルクへ通勤している人も多い。
エリアとしてはバンベルク郡のStrullendorfに属している。
ここはバンベルクを流れるレグリッツ川から、フランケン・アルプスと言われる丘陵地帯の入口に当たるため、坂道の上にある。
ここからSchesslitz方面やEbermannstadt方面にアップダウンを繰り返しながら集落が連続する。
Brauerei Gasthof Griess
集落の入口に位置する1872年創業の醸造所。
バンベルク方面から来ると直ぐに見つけられる位置にある。もっとも小さな集落なので迷う事もないのだけれども。
通りに面して醸造所とガストホフが並ぶスタイル。近代的な醸造所は1997年に建て替えられた物。
中庭はちょっとしたビアガーデンの様な空間になっており、それを挟んで倉庫と家族用のガレージ、住居がある。まぁ典型的なフランケンの田舎街の醸造所。
直ぐ近くには1820年創業のBrauerei Krugがある。
ビールの貯蔵庫
冷蔵庫が無かった時代、この醸造所のビールは150m程離れた貯蔵庫(Keller/ケラー)に保管されていた。
昔ながらの石造りのケラーで、これは今でも現役。
一部のビールはここで保管されている。
貯蔵庫にビアガーデンが付属するのがフランケン流。そうする事により重いビール樽を動かさずに済むという利点がある。
ビールを動かさずに人がビールのある所へ出向く、という何ともドイツ的な光景だ。
ケラーの開店は5月から10月。それも天気が良い日のみの開店。
平日は夕方からの営業なので、完全に地元民のためのビアガーデンとして存在している。
半地下のケラー
多くのケラーは斜面に作られている。
このケラーもその例に漏れず、斜面から真横に掘られたケラーの上に、建物が建てられている。上写真右の真ん中に見える建物がケラーハウスであるが、実は半分は地下に埋まっているのだ。
このケラーの入口に板を渡し、ここがビアカウンター。
そう、ケラーでは基本的にビールはセルフサービスで買いに行かねばならない。
ビールを買って斜面の木立を抜けると、パッと視界が拡がった。
眼下に拡がるのは、緑溢れるフランケンの丘陵地。
■Information■
Brauerei Griess
Magdalenen st 6,
96129 Geisfeld-Strullendorf
営業時間
15−22時(平日)
10−22時(土日祝)
定休日 水曜日
Griess Keller
Kellerweg 9
96129 Geisfeld
営業時間 5−10月の天気の良い日。
16:30−23(平日)
14:00−23(土日祝)
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