中心部から少し南に位置するNeiköllen(ノイケルン)地区にある小さな醸造所。
タップルーム「Berg Schloss」は路地に面した小さな店構えだが、「Schloss=城」の名の通り、彼らにとっての城。この裏手でビールを醸している。
周辺は普通の住宅街。この日はノイケルンの駅近くに宿泊していたが、宿からは墓地の横を通って店にたどり着いた。
創業してまだ数年の醸造所だが、使っている建物はかなり古く、戦後すぐに作られた集合住宅のようだ。
その一階部分にあるのだが、かつては酒場だった場所だろうか、古い内装をそのまま使っているため、旧東ドイツの酒場の雰囲気はこんな感じだったのだろうかと想像するのも楽しい。
入口近くに小さなカウンターがあり、店員さんとおしゃべりしながらビールを楽しんだ。
タップは6本。手書きの黒板に繋がっているビールの解説が書かれているが、基本的にはドイツ語表記のみ。
ドイツビールの伝統と、進化し続けるクラフトビールの世界が共存するベルリンらしく、Lager系、Ale系のビールをラインナップ。
またベルリン名物(?)ともいうべきベルリーナ・ヴァイセも当然ある。
それぞれの季節で合わせるシロップが異なるのも面白い。
2020年にはいよいよ同じノイケルン地区に戸建ての醸造所建設を始めるらしく、今後の成長も楽しみ。
■Information■
Berliner Berg Brauerei
Kopfstraße 59,
12053 Berlin
<公式WEB>
最寄駅
U8 Leine strasse またはU7 Karl-Marx Strasse
最終訪問 2019年3月