ドイツ有数の醸造都市バンベルクは、かつて町中に数十もの醸造所が林立していたが、吸収や合併、廃業などが相次ぎ、その数は10軒ほどになっている。
街を歩くと、今日でもかつての醸造所の名前を冠した建物をあちこちで見る事ができる。それらの建物の現状は、飲食とは全く関係の無い商店となっていたり、普通の集合住宅になっていたり様々であるが、一番まともな状態で残っているのがレストランとして営業している事だ。
ここZum Sternlaもその一つだったが、2019年醸造所を復活させ、新たな歴史を刻み始めたのだ。
写真下:店の全景。数百年前から変わらない外観。
訪問したのはコロナ規制がちょっと緩くなった2021年の秋。
欧州各国でワクチン接種を条件に、レストラン営業などを再開し始めた時期である。
待ちに待った人達がマスクを手に街へ繰り出す光景はやはり良い。
天気の良い秋の日だったのでテラス席はほぼ満席状態であった。
たまたま席が空いたので席に座れたが、その後何組かは諦めていた。
店内はガラガラなのだが、やはりテラス席を求めて街を彷徨うのがドイツ式。
(ちなみに私の場合は、店内しか空いて無い場合は迷わず店内に座る)
写真左:中庭にあるテラス席
写真右:店内の様子
新しい醸造所だが、ビールはフランケンの定番を中心にラインナップ。
昔の姿を再現することに重点を置いているようだ。
食事のメニューもフランケンの定番を中心に揃えているが、ベジタリアン料理にも力を入れている。
黒板には本日のメニューが書かれていたが、その中からベジのカボチャプレートを選択。
(その後、肉肉しい一日が予想されたため。笑)
■Information■
Brauhaus Zum Sternla
Lange Str. 46,
96047 Bamberg
<公式WEB>
最終訪問 2021年10月