ドイツ南西部バーデン・ヴュルテンベルク州(Baden-Württemberg/州都はシュツットガルト)にある人口5万人弱の地方都市。
ライン川を挟んでフランスと国境を接しているが、この街には隣国は渡る橋が無い。
無名の街だが、18世紀にはフランス革命後における神聖ローマ帝国および帝国領邦とフランス革命政府との全面的な戦争終結を目指した多国間会議が開催されている。
なぜこの街に来たのかというと、端的にいえばたまたま通り掛かった。笑
スイスでのスキー休暇の後、この街のすぐ隣にある温泉の街バーデン・バーデン(Baden-Baden)に寄りたかった。せっかくだから周辺に小さな醸造所はないかな、と地図を眺めていたらこの醸造所を見つけたのだ。
このガストホフの歴史は古く、1475年には食堂兼宿屋として存在していたことが確認されている。
街自体の歴史は11世紀初頭から存在そのものの記載があるが、市場の街として昇格したのが1404年という。
このガストホフは現存する店舗の中で最古であることを売りにしている。
ビールは小さな設備で作られる。
基本的には「Philippes Engel Bier」と呼ばれる無濾過タイプのピルスナー。
これに加えてシーズンビールが1、2種類加わるが、それらは公式WEBにスケジュールが掲載されている。ドイツ伝統のラガー系のみならず、エール系多く幅が広い。
料理はフランス国境に近くても、やはりここはドイツだ、と再認識。
Sshnitzel(シュニッツェル/豚カツ)、Sauerbraten(牛煮込)、Forelle(ニジマス)など、典型的なドイツ料理が並ぶが、バイエルンと違ってクヌーデルンではなくSpätzle(シュペッツェレ)というパスタの様な物が付いてくる。
■Information■
Hotel & Gasthaus Engel
Kaiserstraße 65
76437 Rastatt
<公式WEB>
最終訪問2019年1月
大変ご無沙汰しております。コロナ禍のおかげで、6月に予定していたドイツ&オーストリア旅行がキャンセルとなり、遠距離の海外旅行ができるチャンスが一つ減った六十代後半です。
さて、ちょっと調べていたら、2008年にノイ・ウルムで一泊したホテル付きミニ醸造所のBarfüßerが店じまいしていて、この6月にミュンヘンのパウラナーやハッカー&プショールを出すビアホールに変わってしまっていました。Barfüßerは、旧店舗から南西のノイ・ウルム駅近くに移転していました。
さて、改悪で使い勝手が悪くなってしまったウェブリブログを引き上げてSSブログに移って間もなく一年になります。お手数ながら『ひだまりのお話』のリンク先を変更していただければ幸いです。
来年も一応予定はしていますが、どうなりますか。お互い健康管理に留意していきましょう。
HIDAMARI さん
ご無沙汰しております。
こちらも春から現在にかけてあちこちへの旅行を中止していますが、夏はなんとか車でポーランド、スロバキア、ハンガリー、最後にドイツと12日間巡ってきました。
(現在オランダ在住です)
リンク変更の件、了解しました。
また、Barfüßerについてですが、ニュルンベルクにあった店も「閉業」になっていました。何百年も前から土地にどっしり構えている店と異なり、やはり新形態店舗はいろいろと変化がありますね。
コロナでいろいろと影響のある日々ですが、一日も早い終息を願いましょう。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
ニュルンベルクも閉業ですか……色々とあるものですね。
何と、オランダ在住とは。2017年に4泊でアムステルダム初訪問。デン・ハーグにフェルメールを見に行ったり、コンセルトヘボウでコンサートとか楽しみましたが、調べておいた地ビールの店には行けず、ハイネケンばかりだったのは何だかなw ホテル近くのTHE SEAFOOD BARという魚介料理の店がうまかったです。
オランダも感染者増加しているようですので、くれぐれも御留意ください。来年は8月を予定しています。
その前は上海にいました。
当研究所の醸造所情報の「カテゴリ」にオランダ、中国があるのはその為です。笑