<<前回の続き>
クラクフに3連泊し、そのうちの一日は車で周辺の観光スポットに足を運んだ。
まずは世界遺産にも指定されているヴィエリチカ岩塩坑。
クラクフ中心部からは15kmほどの距離で、車で行くとほんの20分ほど。
13世紀から20世紀半ばまで稼働していた世界有数の規模の岩塩採掘場である。
地下深くまで複雑に入り組んでいる採掘場の一部が、ガイドとともに見学できる。
(最深部は地下327mであるが、ツアーで訪れる最深部は地下130mほどらしい)
夏のシーズンは混雑し、予約無しだと2〜3時間待つことにもなる可能性もあるという事なので、この日は朝1番 8:30からの英語ツアーを事前予約し現地へ向かった。
写真左:エントランスの建物
写真右:ミハウォヴィツェの間、白い補強部分が美しい
地下は年間を通じて14度ほどに保たれている。
この日は30度以上の気温があったが、もちろんパーカーを着込んで坑内を歩く。
まずは階段で何十mか下がり、そこからは上がったり下がったりを繰り返しながら進む。
周辺は全て岩塩なので壁を舐めると塩辛いらしい。
岩塩採掘は危険が伴うため、坑内のあちこちに礼拝堂が設けられている。
ここの目玉がその中でも最大の聖キンガ礼拝堂。像も壁画も全て岩塩でできている。
写真左:聖キンガ礼拝堂
写真右:地底湖
地上へは一気にエレベータで上がる。
外に出るとそこは知らぬ場所。笑
坑内は縦にも横にも広がっており、だいぶ離れた場所が出口となっているようだ。
とくに丁寧な案内もなく(笑)、同じツアーメンバーと迷いながら駐車場方向へ戻る。
昼食は近くのレストランへ。
写真左:ゴウォンプキ(Gołąbki)と呼ばれるロールキャベツ
写真右:水餃子ピエロギ(Pierogi)が入ったスープ
壁画民家のザリピエ村へ(Zalipie)
昼食後に車を走らせてザリピエ村へ向かう。
ここは小さな村だが、美しくペイントされた民家群で結構有名な場所。
交通の便が悪いので、なかなか公共交通では行けないが、車の機動力を生かして訪問。
基本的には民家なので中は見学できない。
しかし、村の中心には民家を改装した博物館もあり、そこで家の中の雰囲気を楽しむ。
他にもお土産屋を営んでいる民家が何軒かあり、それらの店も実際の生活空間以外は見せてくれた。
クラクフへの帰り道。
ちょっとだけ遠回りになったが何軒かの木造建築教会に立ち寄った。
これらの幾つかは世界遺産に指定されているらしいが、それとは関係なくこういう建築物が好きなのだ。
St. Leonard Church
これは世界遺産らしい。中世に作られてもちろん今でも現役の教会。
グルリと回ってクラクフ到着は19時頃。
一軒のブルワリーに行こうと試みトラムに乗って行ってみたが、何と臨時休業。。
中央広場に戻り、開いている店に適当に入って夕食。
3連泊のクラクフはこれでお終い。
翌日からは進路を南へ向けハンガリーを目指す。
<次回へ続く>>
ピンバック: ポーランドの古都クラクフを散策=ドイツ・東欧ビール紀行2020(その4)= | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut
ピンバック: スロバキアの山間集落=ドイツ・東欧ビール紀行2020(その6)= | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut