国境の街Passau=ドイツ・チェコ ビール紀行2019夏(その4)=

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3日目。
Laaber村を出て南下を始める。
この日はチェコのチェスキー・クルムロフ(Český Krumlov)までの移動だが、せっかくなので今まで立ち寄った事のないパッサウ(Passau)に寄ってみた。
パッサウはオーストリア、チェコとの国境の街。
ベルリンやハンブルクと言った街にいても、「パッサウ行」の列車をよく見かけたし、たまには乗ったりもした。
「この列車は国境の街まで行くんだな」
といつも思っていたのだが、せっかく通り掛るのだから・・というのが今回の訪問理由。

写真左:パッサウの商店街
写真右:ドイツとオーストリアの国境となっているイン川。
しかし、この街では対岸もドイツ領。

この街ではドナウ川、イン川、イルツ川と3つの川が交わる。
フランクフルト近くのコブレンツもライン川とモーゼル川が交わるポイントがあり、ドイツにとっての重要な河川が交わる事からもDeutsches Eck(ドイツの角)という名がついている。

ここも3つの川が交わるポイントは、ひとつの観光地となっている。
その名もDreiflusseck(3つの川の角)。あまり味のある名前ではない・・・。

昼食は元ブルワリーであるガストホフで楽しんだ。
しかし運転があるためビールは無し。

街を歩くと結構ブルワリーの看板がある。
「Bräugasse」とは直訳すると「醸造所小道」。その名の通り、小道の角にはかつての醸造所がある。今日では「Altes Bräuhaus」という名のレストランとなっている。
他にも、バイエルンの都市らしく、何軒かの醸造所が点在している。

さて、パッサウ散策は3時間ほどで終了し、これから車に乗ってドイツを離れチェコへと入る。
チェコに行くのは1999年の年末以来の事で、今回はチェスキー・クルムロフに2泊、首都プラハに3泊の予定。
チェスキー・クロムロフからプラハへの道中は、何都市か寄り道できたら良いな、漠然とルート立てはしてある。

先述したように、パッサウは国境の街。
交差点にはチェコを示す「CZ」、オーストリアを示す「A」も並記。

次回へ続く>>




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国境の街Passau=ドイツ・チェコ ビール紀行2019夏(その4)= への3件のフィードバック

  1. 相澤秀憲 のコメント:

    いつも大変興味深く拝読しております。これからもよろしくお願いいたします。一点、コブレンツの件、交わっているのはライン川とモーゼル川ですね。ドイツでは、どんなに小さな無名の村でも、その風景の中でビールを飲むと実に幸福な気分になれます。そんな空気感をこれからも是非伝えてください。

    • ビール文化研究所 所長 のコメント:

      相澤さん
      ビール文化研究所へようこそ!
      そうでした、モーゼルでした。

      ご指摘ありがとうございます。

  2. ピンバック: チェスキー・クルムロフで呑んだくれ=ドイツ・チェコ ビール紀行2019夏(その5)= | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

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