Regensburgの老舗Brauerei Kneitinger
さて、続いてやって来たのはレーゲンスブルクの街中はArnulfsplatzにある老舗醸造所、Brauerei Kneitinger(クナイティンガー)。
WEBサイトにはBrauerei und Traditionsgasthaus(醸造所と伝統的な食堂)と記されている通り、昔ながらの佇まいだけでなくその活気をも継承する1530年創業の名店です。
ドアを開けてからの廊下はビールを醸す醸造所へと続く通路。ここにもテーブルが並べられ、ちょっとしたビアホールの様になっています。
さきほど訪れた、いわゆる近代的なブルーパブ系の機能美とは対照的な歴史的迫力。
英国にも何百年も続く街中のパブはありますから、この後に英国へと向かう安藤君はこうした店を楽しむ事になるでしょう。
そんな会話をしながら、伝統的なデュンケルとヘレスを飲みます。
ビールは木樽からサーブされた物。
彼にとってヘレスはそれほど馴染みが無かったのか、麦芽の甘みを存分に楽しむこの感覚が気に入ったそうです。
美味い美味いと飲み干していきます。
食事はバイエルン定番料理のひとつ、Schweinebraten(シュバイネ・ブラーテン/焼き豚みたいな物)。
日本人にも馴染み深い焼き豚ですが、ベリー系のソースが添えられているのが、何ともヨーロッパ的。笑
1998年のあの日の思い出
この醸造所には思い出があります。初めてこの醸造所を訪れたのは1998年6月26日。何の日かと言うと、フランスで行われていたFIFAワールドカップにて、日本代表がジャマイカとのグループ最終戦を戦った日です。
その時は記念すべき第一回ビール紀行の最中で、レーゲンスブルク近郊のキャンプ場に泊まっていました。
朝から自転車でWeltenburgへと向かい、そのまま頑張って市内へ戻ってサッカー観戦。
日本の試合は眼中にないのか、テレビはついていないのでお願いして付けてもらい、一人日本代表のユニフォームを着ての観戦。笑
2連敗中の日本代表はグループ突破の可能性はゼロだったのですが、何とか1勝してくれないかとの思いで観戦していましたが、ご存知のように1−2の敗戦。3連敗です。
一緒に観戦したいた友人と店内のお客さんが、
「3連敗は気にするな。日本は初めてのワールドカップじゃないか。」
「そのうちに日本も強くなるだろう」
そんな言葉を僕にかけながら次々にグラスをカチンとぶつけて来ました。
旧市街を抜けて
満腹&ホロ酔い気分で、旧市街を歩きます。
レーゲンスブルク市内の真ん中を通るのは「母なる川ドナウ」。
路地を抜けると門が見えて来ました。その向こうにはドナウが流れています。
橋を渡り対岸へ。
ここにはまたまたビールが待ち構えていました。
ピンバック: 待ち人合流。乾杯は醸造設備の展示場で?==ドイツビール紀行2013(その25)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut
ピンバック: 教会の醸造所と歴史的なソーセージ屋==ドイツビール紀行2013(その27)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut