Inter Regio(インター・レギオ)の思い出

消滅寸前? 地域間急行の魅力

ドイツの鉄道は、次々とICE(Inter City Express/インター・シティー・エクスプレス)ばかりが目立っているが、なかなか面白い存在だったのがこのIR(Inter Regio/インター・レギオ=地域間急行)。
過去形で書いたのは、最近すっかり見る機会が無くなったからで、調べてみると2002年以降ICEとの統合が進み、今は消滅に近い存在らしい。かつて日本の急行列車が消えたように。

幹線を通る列車を見ると、まず一番速くて長距離を走るICE。
それを補う様に、区間を区切って並走しているのはRE(Regional Express/ レギオナル・エクスプレス=地域間快速)。
さらに各駅停車のRB(Regional Bahn / レギオナル・バーン=地域列車)、大都市圏ではS Bahn(Sバーン=近郊列車)と続く。
そして、地方路線、非幹線区域を見るとこのIRが最上位に来た。

このIRが面白かったのは、幹線ではないローカル線を繋いで走ること。
例えば、以前乗った(10年位前かな・・)ドルトムントからカッセルへの列車の場合、幹線を通らずに一度南下してParderbohnへ。クネクネとSauerland地方のローカル風景を楽しんだカッセルへの旅だった。

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コンパートメントとオープンが連なる

車内はRBなどよりも一段豪華(?)な造り。
車両の両側に5人コンパートメントが並び、真ん中にオープンな座席が並ぶ。

この5人ってのがまた微妙で、狭い室内で足が当たらないという何ともナイスな配慮。
2人掛けの窓側には小さな台があって、これは子供用の椅子にもなる。子供は普通窓側に座りたがるので、その配置もナイス。

最近RBやREの車両は次々と新型が投入されているが、IRは比較的古い車両が多い。
新型と旧型の差は、ホームとの段差と狭い通路。荷物を持った人がすれ違う場合はどちらかが一度個室に入って待機しなければならない。

古い車両の良い点は、所々窓が開くこと。車窓を撮る際に、これは大きな利点だ。

写真左:オープンな客席
写真右:コンパートメント

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Bistro Carを併結!

侮れないのは、ビストロカーを連結していたこと。
簡易的な物で、サンドイッチや乾き物が中心だが、樽から出されたピルスナーを飲みながら車窓を楽しむことができたのだ。
なお、このビールは年によって変わるのか、日本でもお馴染みのBecksやWarsteinerの時もあれば、Dortmunder Union(現在はDABに統合)のBrinnkhofsだったりと、いろいろな変化があった。

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