上海の町中を流れる黄浦江。これこそが近代上海の歴史の起点。
かつて商戦が行き来していた船着場は、多くの商館や銀行が立ち並び「外灘(わいたん)/The Band」と呼ばれている。
黄浦江の西側を浦西(ぷーしー)、東側を浦東(ぷーとん)と呼んでいるが、浦東の発展は20世紀終わりから。シンボルであるテレビ塔「東方明珠電視塔」が1997年に建てられた後、21世紀になってからはニョキニョキと高層ビルが立ち並ぶ摩天楼になった。
そんなエリアで、黄浦江に面した一帯は公園のように整備され、平日の夕方は一仕事終えたサラリーマンが、休日は家族やカップルが集い、川とその向こうに拡がる外灘を眺めながら過ごす。
その一角にあるのがミュンヘンの代表的なビールのひとつであるPaulaner。
店内に醸造設備を構えたブルーバブとして摩天楼の脇に立つ。
写真左:金ぴかビルの真ん前に立つ。
写真右:裏側からはこの看板が目印。
歩道よりも一段高い所に立地している。
通路にはドイツの「定番テーブル」が並べられた簡易ビアガーデンになっている。
場所柄、ドイツ人のお客さんも多く大きな声のドイツ語があちこちから聞こえる。
写真左:ビアガーデンから外灘を望む。
写真右:春は白アスパラの季節。巨大なカツが2枚乗っているが一人前らしい。
■Information■
Paulaner Brauhaus Binjian
Riverside Promenade, Binjiang Dadao
Pudong New Area, Shanghai 200 120
浦东滨江大道滨江风光亭
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