老西門近くにある知る人ぞ知る狭〜い店。
文字通り「窟」のようなスペースで、そこに席数よりも多いタップが並ぶ。
ニュージーランドのEPICの輸入代理店を営むジャッキーが、「無理のない範囲で」営業をしているビアバー。
開店は17時から22時まで、21時半以降は瓶ビールのみ。
食事類の提供は一切なく、持ち込みも禁止。(最近ポテトチップスは売るようになった)
メインはEPICだが、その他にも輸入ビールや中国地方都市のクラフトビールなどをラインナップ。
委託醸造によるオリジナルビールも何種類かあり、瓶ビールも販売。
委託先はEPICだけでなく、成都や北京など様々。
30本ほどあるタップは週末はフル稼働しているが、平日は空きもある感じ。
タップに手書きでビール紹介が書かれており、それを眺めながらビールを注文する。
しかし、種類が多すぎるためかなり迷うこと必須。
そこで、店主であるジャッキーに「こんなのを飲みたいんだけど・・・」と好みを言うと選んでくれる。
この店には店規則があり、酔っ払いは入れない。
これは店主による「作り手への最大の敬意を払いたい」という気持ち。
一応店規則では2杯まで販売となっているが、まぁその辺りはゆるく対応している感じ。
(店主の判断で「酔っ払ってきたなぁ」と感じられた場合は売ってくれない)
常連さんも多く、毎度毎度顔を合わせる人もいる。
他店と違うのは、中国人のお客さんが一人でビールだけを楽しみに来ていること。
(ちなみに、中国では一人でもくもくと食事もせずに飲む習慣がそもそも無い)
小さいが「中国にもクラフトビールの世界を普及させたい」というジャッキーの思いが詰まった店に乾杯!!
■Information■
Jackie’s Beer Nest(杰克的酒窝)
上海市黄浦区肇周路76号,(近东台路)
76 Zhaozhou Lu,near Dongtai Lu