Löwenbräu / München

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醸造所の起源としては1383年まで遡る、ミュンヘンの老舗醸造所のひとつ。
16世紀あたりから長くBrey家によって保有されているが、ここで重要なのは、教会や修道院などで行われていた「醸造」を、市民が実施することになったと言う事。
その先駆者的なのが、このBrey家と言う事になる。
株式公開の後にオーナー一家の所有から株式会社になったのだが、現在は国際的なビール会社のインターブルーが保有。
ミュンヘン中央駅から北西方面のエリアは、Spaten、Augstinerケラーなど、ミュンヘンを代表する醸造所が並んでおり、その一角であるNymphenburger Straßeの角にあるのが醸造所で、正面にあるのがケラー。

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左は醸造所。外からは大きな煮沸釜が見える。
右写真は直営ビアホールであるLöwenbräukeller。
Kellerとは地下室、貯蔵庫の意味であるが、そこにビアガーデンやビアホールを併設する事も多く、今日では一般的にケラーと言えばビアホールなどを連想する様になった。

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ケラーの開店は1883年。
帝政ドイツの時代で、まだミュンヘンはバイエルン王国の首都の頃で、ちょうどノイシュバンシュタイン城などを作った狂王ルードヴィッヒ2世の頃になる。
そのせいか、何となく店内が豪華に見える。天井がとても高く、広々とした空間は「これぞビアホール!!」と言った感じ。
その他、小部屋が幾つもありそれぞれにテーブルが何脚か並べられている様子は、これまた何だか宮殿にいるような雰囲気。

レーベンブロイとしてのビールはヘレス、ピルス、ダークの3種類。ミュンヘンといえばヴァイスビアが連想されるが、同じグループ会社のFranzikanerが生産しているのでレーベンブロイブランドとしての生産は無。

■Information
Löwenbräu Keller
Nymphenburger Straße 2,
80335 München
TEL 089 5472669

■行き方
ミュンヘン中央駅北側のSeidstrasseをまっすぐ北へ約600m。

公式WEBサイト(最初に年齢確認があります。誕生日を日・月・年の順番に入力)
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