1830年創業。正式名称としてはBrauerei und Brennerei Gebr. Sünner GmbH & Co. KG というが、このGebr.とは「兄弟」の意味で、Sünner家の兄弟によって創業されている。
当初は現在よりも少しライン河寄りにあるドイツ(Deutz)地区で醸造していたが、1858年からこの地へ移ってきた。
旧市街にビールスポットが集中しているケルンであるが、そこからライン河を渡った側で、かなり離れている様に見えるがU-Bahnでのアクセスが可能。
醸造所の建物。
後ろには醸造所のシンボルである煙突が見えている。
看板には「Brauerei(醸造所)」と「Brennerei(蒸留所)」の文字が書かれいる通り、ビールだけを作っているのでは無い。同じ麦芽を用いてBrennereiでは、麦スピリッツを作っている。
訪問時は休業していたが、裏手には貯蔵庫を改造した酒場「Keller(ケラー)」があり、醸造所から旅する事無く運ばれた、最高の状態のケルシュが楽しめる。
ケラーのサイトはこちら。
■Information
Gebr. Sünner GmbH & Co. KG
Brauerei und Brennerei
Kalker Hauptstr. 260,
51103 Köln-Kalk
Tel.: +49 (0)221-98799-0
醸造所公式WEBサイト
■アクセス
最寄り駅は市電U1のKalk Capelle駅。
ケルン中央駅からはU1への直通無し。
DBか歩きでライン川を渡った所にあるDeutz / Messe駅、またはU16、U18で南方向へ2つ目のNeumarkt駅で乗り換え。
Neumarkt駅はMaltzmuhl醸造所の最寄り駅なので、ハシゴがオススメ。
旧市街にあるSünnerスポット
「Brauhaus Sünner im Walfisch」
旧市街でもこの醸造所のビールは楽しめる。
大聖堂南に拡がる旧市街のSalzgasse(直訳すると「塩横丁」)にある1626年に建てられた古い建物にBrauerei Ausschank(醸造所の直売所)としてのビアスポットがある。
Gasse(横丁)と呼ぶのに相応しい小路はまるで迷路の様。そこにBrauhaus Sünner im Walfischがある。
暖かシーズンで天気が良い日は、店の前で飲んでいる人がいるから、それが看板代わり。
路地で外飲みするケルシュ。(左)
淡い黄色いビールの向こうには、中世そのままの町並みが見える。
もっとも、ここは戦火を受けている場所なんで、復興街だけど。
この店にはビアタワーがある。
サイズは3Lか5Lとかなりのビックサイズ。
ケルシュの場合、どうせグラスが空になったら自動的に「お代わり」が来るので、最初から5L買ってしまった方が楽・・・という考え。
■Information
Brauhaus Sünner im Walfasch
Salzgasse 13
50667 Köln
TEL 0221 / 257 78 79
定休日 無し
営業時間 月〜木 17:00〜
金 15:00〜
土・日 11:00〜
■アクセス
ケルン中央駅から徒歩5分位。
近くにはGaffelhaus、Früh、Siom、Malztmuhlなどビアスポット多数。
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