<廃業したようですが、記録としてアップ>
家庭的な醸造所が多いのが、ここフランケン地方の特徴であるが、このBrauerei Sengerはその中でも一級品の素朴さある。創業は1854年とそれほど古くはない。
醸造所は街の大通りの真ん中にある。
大通りと言ってもショッピングアーケードがあるわけではなく、バンベルクからの準幹線道路でバスも通る道だ。
小さな看板にBrauereiと書いてあるが、それを見落とすと解らないくらい、街に同化している。
看板を見つけ、奥へと続いている庭を見ると、う~ん、やはり醸造所だ。
手動でビールを瓶に詰める機械が置いてあった。
ビールを注文しようとリストを見ると
「Bier Gross oder Klein (ビール 大 小)」
としか書いていない。
そのほかにコーラ、コーヒー、ティーなどのソフトドリンクのみ。
そう、ビールは一種類のみを細々と生産しているのだ。とてもシンプルなメニュー。
客も近所の人が喉を潤しに来ているらしく、皆顔なじみの常連さん。
ビールの写真を撮っていたら、非常に目立った。
■Information■
Brauerei Senger
Oberend11
96110 Schesslitz
<最終訪問 2004年9月>
<廃業>
Schesslitzはこんな街
フランケンの小さな田舎街を巡るには、何カ所か拠点となる街があるのだが、ここSchesslitzもそのひとつ。発音表記は「シェスリッツ」。ちなみにフランケン方言では「Schäss」。
バンベルク方面からの市バスは数キロ手前のDosendorfまでは行くがここまでは来ない。
一般のバス路線が1日数本運転するだけの、完全な自動車社会の集落。
フェイスブックの投稿を見て来ました。
フランケンが好きで気になり調べましたところ、残念ながら閉業したようです。
http://www.braufranken.de/html/brauschluss.html
※名称が一部異なっていますが、婚姻や相続で変わったものと思われます。
参考になりましたら幸いです。
ハルトマンさん>
ビール文化研究所へようこそ!
情報ありがとうございます。
アップする前に廃業しちゃっているところも結構ありますが、
記録として今後もあれこれアップしていく予定です。