バンベルク郊外にあるMerkendorfは、すぐ隣にあるMemmelsdorfの小字(こあざ)にあたる人口1000人程の集落。
そこにある二軒の醸造所のうちの一軒。
創業は1556年であるが、現在の経営者一家は1846年からこの醸造所を営んでいる。
瓶ビールの販売もしており、周辺集落やバンベルク市内にはこのビールを扱うスーパーマーケットも多い。
毎回のバンベルク滞在時にお世話になっている人のお気に入りがこの醸造所だったため、何度か訪れている。個人的にも定点観測をしている醸造所のひとつ。
写真左:通りに面して手前がガストホフ、奥の白い建物が醸造所。
写真右:中庭はビアガーデンになっている。(春から秋)
定番ビールはHelles(ヘレス)、Pils(ピルス)、Weissbier (ヴァイスビア)など定番を中心に10種類ほどある。
その中には、この地方の名物ビールとも言えるRauch(ラオホ)もあるが、ここでは「Räucherla(ロイヘラ)」と呼ばれている。
実は、フランケン地方の方言では、RauchよりもRäucherlaの方が一般的な呼び方で、この醸造所の他でもこうして呼ぶことが多い。
写真左:Helles(左)とRäucherla(中)。一番右は水(笑)。
写真右:1162というラオホのフェストビア。集落の850年記念として2012年に出たビール。いつに間にか定番になったようだ。
さて、この醸造所はガストホフとは別に、数百メートル離れた場所にKeller(ケラー)がある。
ケラーはビールの貯蔵庫だが、夏の間だけはビアガーデンとしてオープンする。
木立に囲まれた心地良い場所で飲むビールは最高!
■Information■
Brauerei Hummel
Lindenstraße 9,
96117 Merkendorf
営業時間
月・水・木 9時〜夜遅く(暖かい食事は11時半〜20時)
金・土 9時〜夜遅く(暖かい食事は11時半〜21時)
日・祝日 10時〜12時/17時〜21時
定休日 火曜日
<公式WEB>
<最終訪問 2012年8月>