田舎町で老舗醸造所に出会うのがフランケンの楽しみであることを、思わせてくれた最初の醸造所が創業1550年のBrauerei Hartmann。
Würgau(ヴュルガウ)という人口400人ほどの小さな集落にある。
立地はもちろん教会の横で、通りに面して建つガストホフが白くて目立つ。
大きな木の下に拡がるビアガーデンと共に集落の中心的な存在。
この醸造所を訪問したのは2003年で、まだGoogleマップは存在しなかった時代のことだ。
「この先に醸造所があるよ」と地元民からの言葉が情報源で、紙の地図を元にバス路線があるSchesslitzからテクテクと歩いた。
ほんの2〜3kmの距離であるが、道の先に教会の塔が見えてくるとホッとした記憶がある。
Würgauはこんな街
バンベルク郡大字Schesslitzに所属する人口400人ほどで、後ろに山が迫るどん詰まりの集落。
ここは他エリアに比べて山がちな為か、「フランケン・スイス」と呼ばれるエリアだが、正直それは大げさな言い方で、現実は丘陵地帯。この集落から先は丘に向かってクネクネとした坂道が始まる。
小集落の割に小さなホテルやガストホフがある。
■Information■
Brauerei-Gasthof Hartmann
Fränkische-Schweiz-Str. 26
96110 Würgau
営業時間 8−24時
定休日 火曜
<公式WEB>
<最終訪問 2003年5月>