日本でもお馴染み、グリーンラベルのビール「Beck’s」の醸造元。
音楽隊で有名な北ドイツの港湾都市ブレーメンでKaiserbrauerei Beck & Mayとして1873年に創業した。
ブレーメンは中世の頃よりハンザ都市として貿易に力を入れている街だが、この醸造所も輸出に重点を置いて創業されたようで、20世紀初頭にはオーストラリアなどに多くのビールを輸出している。
第一次世界大戦が始まると輸出は激減するものの、軍へ納入することで会社は生き延び、戦後は国内事業の再構築、東南アジアに醸造所を建設するなど、拡大路線を進めた。
写真左:大西洋に繋がるウェザー川沿いにある醸造所
写真右:煉瓦造りの醸造所。グッズなどを買える売店もあり。
2002年からはInterbrew(現在はAnheuser-Busch InBev)の傘下に。
現在は主力製品のピルスナーだけでなく、レモンやライムなどのフレーバー系ビールなどの商品開発にも力を入れて新市場を牽引する存在。
■Information■
Brauerei Becks GmbH&Co.KG
Am Deich 20,
28199 Bremen
<公式WEB>