【コースター 準備中】
ミュンヘン郊外にある湖Tegernsee(日本語表記すると、テーガーンゼー、かな?)は、風光明媚な土地柄、週末の休暇様の別荘なども多いリゾート地。
そこにあるのがHerzoglich Bayerischen Brauhauses am Tegernsee。Herzoglischとは「公爵の」と言う意味を持つことからも分かる通り、公爵家の醸造所として存在している。
この建物自体は1803年までベネディクト派の修道院として存在していた。
写真左は、湖側から見た全景。
如何にも修道院という感じもするが、リゾート地となった今では、その禁欲さなどはあまり感じられない雰囲気。笑
写真右は、駅から下ってくる坂道からの風景。
こちら側は醸造所で、働いている人の姿が見え、瓶のぶつかり合う音などが聞こえてくる。
かなり大きな規模の醸造所であるが、地元農家への対応は村社会の小さな醸造所と変わらない。トラクターで乗り付けて農家のオバちゃんに、ブルワーが丁寧に対応して麦芽の滓を配給。
店内は正に公爵家のビアホールらしい空間。
訪問したのが朝10時頃だったためガラガラである。
一番込み合うのはやはり夏の様で、休暇で訪れたミュンヘンっ子を中心に混雑する。
もちろん常連席Stammtischもあり、ここでは地元のオジサン達がよなよなビールを飲みながら語り合う姿が見れるだろう。
午前に食べるのが一番と言われる白ソーセージを食す。
ビールはヘレス、ヴァイスなどバイエルンらしいラインナップ。
<行き方>
ミュンヘン中央駅からはDB(ドイツ鉄道)ではなく、BOB(Bayerische Oberland Bahn)という列車に乗って約1時間。ホームはICEなどが発着する所ではなく、その片隅にある27〜36番線辺り。ドイツレールパスは使用できた。
Tegernsee駅前からはBahhof str(駅通り)と言う通りの坂道を降りていけば、そのまま醸造所が見える。距離は約900m。
■Information■
Herzogliches Bräustüberl Tegernsee
Schlossplatz 1
83684 Tegernsee
営業時間 9:00〜23:00頃
無休
(クリスマス、元旦に短縮営業あり)
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ピンバック: München(ミュンヘン) ビール紀行の道しるべ | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut
ごぶさたしております。
この7月、ボーデン湖近くで偶然にも数年ぶりに再開したミュンヘンに住んでいた女性が「テーゲルンゼー(テガーンゼーですかね)に引っ越したから、遊びにきなさい」と言われたので、ミュンヘンに戻ったタイミングで出かけてきました。
彼女の自宅近くの船着き場から船に乗って連れて行ってくれたのがここで、かねてより行ってみたいと思っていた醸造所だったので、これ幸いと楽しんできました。
旅の主な目的は“音楽を聴くこと”なので、ビール醸造所訪問数はまったく増えません。それでもアンデクス、アイイングに続いてミュンヘン郊外の醸造所がまた一つ増えました。
来年はフランケン付近に行く予定ですが、小醸造所訪問は難しそうです。
HIDAMARIさん>
ご無沙汰しております。
船でアクセスとは良いですね。
旅の途中にフラリとローカルなビールに出会う確率が高いのがドイツの魅力です。
フランケンではその確率がもっと高くなります。狙わずにしてもローカルビールに出会うことでしょう。
Prost!