ドイツはSchwarzwald(黒い森地方)のSt. Georgenという小さな街にある醸造所は、2015年より中国に進出。江蘇省常州市郊外に醸造所を建設し、そこから常習市内、上海市内へビールを供給する体制を取っている。
この店は、上海市内の旗艦店として大同坊(Found158)に2016年終わりにオープンした。
ビールはBohemian Lager, Wheat Beer, Smoked Lager,IPAとラガーとエールが混在。
ドイツ系の店なんだけど、英語表記されているのが何とも上海的。
グラスはWheat Beer以外はUKパイントで出てくる。
ただしWheatはしっかりとWeissbierグラスで出される所が、何ともドイツ的。
テーブルが高いスタイルなので、ゆっくり食事をするというスタイルでは無い。
Schnitzel(シュニッツェル)やCurry Wurst(カレーソーセージ)などもあるが、爪楊枝が付いてくる。
その中でもガッツリ系と言うとSchweine Haxe(シュバイネ・ハクセ)だが数量限定。
客の8割は欧米人かと思われるが、彼らはあまり食べずに飲み続けるので、それに合った形での店舗形態。
■Information■
Zapfler German Craft Brewery
上海市巨鹿路158 (Found158内)
(瑞金一路近く)
<最終訪問2017年4月>
<Found158とは>
巨鹿路と瑞金一路、成都南路に囲まれた延中広場公園春之園内にある、大きな穴の中。
2016年に整備が始まり、順次飲食店を中心入居している。
将来的にはブランドショップ街なども併設されるべく工事中。(2017年4月現在)
2016年夏に、上海随一の欧米人バー・ストリートとも言うべく永康路が違法建築(?)を指摘されて次々と閉店。これらの店が一部流れてきたようだ。
今後、欧米人にとっての新しい飲みスポットとして発展の予感。
写真左:Found158の全景
写真右:敷地内にある昔の邸宅を改装して営業している高級レストラン慧公館