<<前回の続き>
シュツットガルトに約10年ぶりに来た理由のひとつが、市内で9月半ばから10月初めにかけて開催されるビール祭り「Cannstatter Volksfest(カンシュタッター・フォルクスフェスト)」。ミュンヘンのオクトーバーフェストは行った、フランケン地方のあちこちの田舎集落で開催されている村祭りもよく行く、そして、一応ドイツビアタビストとしてはこのフェストも見ておこうと思った。
会場まではUバーンで向かう。
この日はシュツットガルトのサッカーチームの試合が近くであるため、ユニフォーム姿の人も多い。
遊園地みたいな会場の目の前に停留所があるのがナイス。
そして、下車した途端に雨が降ってきた・・・・。
5000人くらい収容してしまう大型ホールが並ぶ。
これらは全てシュツットガルト市内のビールメーカー。
ホールの中はなかなかの熱気。DJブースの音楽に合わせて皆が踊っている。
おそらく夜になれば満員御礼状態になり、入場規制もされそうだが、午後3時頃ではまだまだ空席がある。
ビックリしたのは、バイエルンの民族衣装を着た若者が多いこと。
そして、ミュンヘンのオクトーバーフェストの定番乾杯ソングである「Ein Prosit」も流れているではないか。
僕はこの時一人だったので、老夫婦の前に席を取った。
ビールの注文の仕方などを彼らに聞いたりしているうちに、あれこれと会話が始まった。
僕が
「なんだかミュンヘンの雰囲気でビックリです」
と言うと
「そうなんだ。ここ数年間で随分と雰囲気が変わったよ。
以前はこんなバイエルンぽく無かったんだが・・・・。ここはバイエルンじゃない、シュヴァーベン(Schwaben/シュツットガルトのある地方の名前)だ!」
と嘆く。
奥様の方が、
「これはシュヴァーベンの料理だからぜひ食べてみて」
と進めてくれたMaultaschen(マウルタッシェン)。
大きな餃子のようなお味でビールも進む。
<次回へ続く>>
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私がシュトゥットガルトのフリューリンフェストに行ったのは2012年でしたが、写真を見返してみると、もうそのころにはディアンドルとレーダホーゼン多数で、テントではアインプロージットも歌われてました。そうなる前のシュヴァーべン風というのはどんな感じだったのか、気になりますね。
そうなんですか。確かにシュヴァーベン風というのが想像つきませんねぇ。。。
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