バンベルクから市バスでアクセスできる集落のひとつが、ここMühlendorf。
この集落はAurach(アウラッハ)という小川で南北に分かれているが、バス停「Ortmitte(地域の真ん中)」が北側にあることから、元々はこちら側が街の中心だったと推測できる。
南側にそびえるのは教会の塔、そのすぐ近くにあるのが1826年創業のMühlenbräuである。
屋根裏を含めて4階建ての立派な建物で、上階は宿屋。
そして裏手は醸造所になっているという典型的なフランケンの田舎町のスタイル。
また、すぐ近くにはビアガーデンがあるのも見逃せない。
店のシンボルは水車と鯉であるが、敷地の隣を流れるアウラッハに水車を設置し、かつてはその動力を醸造所内で利用していた。(麦芽を挽くなど・・・かな?)
また、鯉を養殖しており「R」が付く月(Janur/1月、Febur/2月・・・など)には鯉料理がメニューに並ぶ。
ビールの定番はフランケン地方らしくヘレス、デュンケル、ヴァイス。
瓶ビールの出荷はしているようだが、樽はこの醸造所内でしか飲めない。
当研究所的には「準・究極の地ビール」として認定。
写真左:フランケンのスタンダードビールである「ヘレス」。
写真右:冷たいビールが苦手な人には、温めて提供。
■Information■
Brauereigasthof Mühlenbräu
Brückenstraße 19
96135 Mühlendorf
月曜 16時〜
水〜日曜 11時〜
火曜定休
<最終訪問 2008年3月>
Mühlendorfはこんな街
バンベルク郡の大字Stegaurachにある人口800人ほどの集落。
バンベルクから6−7kmの距離にあるため、ここから自転車でバンベルク市内まで通勤する人も多そう。
市バス912番がバンベルクZOB(中央バスステーション)と結んでいるのでアクセスが楽。このバスはDebring方面からやって来て、この集落内を「Mühlendorf Ortsmitte」「Mühlendorf Neukreuth」と停車してバンベルク方面へと折り返して行く。
醸造所は「Mühlendorf Neukreuth」の目の前。