Hörde地区の小さなビール屋
サッカー観戦後にやって来たのは、ドルトムントの街外れのHörde地区。
Phenix See(フェニックス湖) という湖があるが、ここは人造湖で、僕がドルトムントに居た頃にはまだなかった湖。
Hördeは何回か来た事があったけど、工場は立ち並んでいるイメージがあった。聞けばその工場群の跡地を再開発してできたのが、このフェニックス湖なのだとか。
ドルトムントはかつて60軒ほどの醸造所がひしめくビール都市であったが、戦後は次々とその統廃合および廃業が続き、ついにはDortmunder Actien Brauerei (DAB)一軒になってしまった。
その後、ニューウェーブがやってきて、Bergmannなどが開業。そしてHörde地区に1893年から続く「Gasthaus Wüstefeld」が自家醸造に乗り出した。
サッカー観戦の後だからユニフォーム姿のまま店へ入る。
古い友人がバカンス先からこの日にドルトムントに帰ってきて、そのままやってきてびっくり。
ユニフォーム姿だと、店内にいるいろいろな人から声を掛けられる。
「今日、俺もスタジアムにいたんだ」
「◯◯選手はウチの近所だぞ」
などなど。
そんな中、オーナーさんがビールをサーブしてくれた。
「ウチのビールは世界一美味いビールだ!」
という声の元、テーブルに置かれたのはこの日唯一サーバーに繋がれていたDunkel。
この地区では800年ほど前からビールの醸造が行われていたが、そのスタイルを求めてノンフィルターのデュンケルが作られたようだ。
続いて高アルコールのビア・シュナップスが出てきて撃沈・・・・。
ピンバック: ドルトムントへの帰省(?)==ドイツビール紀行2014(その25)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut
ピンバック: ドルトムントで朝ごはん会==ドイツビール紀行2014(その27)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut