Bayreuth郡の大字Waischenfeldにある小集落。
街道沿いにポツンとあるだけで素通りしてしまうのが普通であるが、丘に建つ教会が美しい。
そんな小集落にも、何軒かのレストラン・カフェやガストホフがあるのは、フレンキッシュ・アルプスの国立公園であるからだろう。
その内の一軒が１８４８年創業のBrauerei Schroll。
教会の前という立地は、田舎集落における醸造所の定位置。
坂の途中にあるガストホフ。
すぐ裏手がビアガーデンになっており、広い中庭は夏にはビアガーデンとして開放される。
こんな所で誰がビールを飲みに来るのかと疑問に思うが、地元のオジサン達はほぼ毎日やってくるし、このエリアに長期滞在する客も、静かな時間を過ごしにあちこちのビアガーデンに足を運ぶ。
訪問したのは平日の昼間。
この時間だと一本しか樽が繋がっていない事がほとんどであるが、その一本がその店の定番である。
フランケンらしく、この店もデュンケルが繋がっていた。
ただし、その名前はDunkel（デュンケル）ではなくLandbier（ランドビア）。
その土地のビールとしての誇りでもある。
左：集落をあっという間に抜ける道。醸造所の先にはもう一軒のレストラン・カフェ。
右：丘の上の教会。
最終訪問 ２００４年９月
■Information■
Brauerei Gaststätte Schroll
Nankendorf 41
91344 Waischenfeld
