Entlas Keller / Erlangen

バイエルン州はフランケン地方の小都市Erlangen(エアランゲン)にはビアガーデンが立ち並ぶKeller Berg(ケラー・ベルク=地下室の山)がある。
(Keller/ケラーについてはこちらを参照

簡単に言うとKeller Bergとはビールを貯蔵する地下室がたくさんある山や丘の事。
かつては冷蔵庫がなかったので、年中低温が保たれる地下室・地下壕がビールを貯蔵するのに最適な場所であった。
次第に、貯蔵庫としてのケラーの横(または上)にはビアガーデンが作られるようになった。一軒、また一軒とビアガーデンを作っていったので、丘にはビアガーデンがずらりと並ぶようになった。。

こうした丘はフランケン地方各地に存在しており、こうした丘巡りをするのも楽しい。
さて、今回このケラーに来たのは「地下壕ツアー」に参加する為である。
ツアーは午前11時スタートだが、まずはカウンターへ行ってツアーへの参加を告げ支払いをする。(2018年時点では7ユーロ、ビール一杯付き)
(なお、ビールは市内にある醸造所Kitzmennの物だった。)

写真左:早く来すぎたのでビールを一杯(ツアーのビールはツアー後)
写真右:チケット

さて、開始時間の11時になると、ケラーへの扉の前に集合。
ここで一通りの説明を受けて、いざ中へ。
このケラーは1686年から作られ始め、全盛期の19世紀半ばにはこの丘の下を中心に総延長20kmの地下壕があった。

写真左:ガイドのオジさんはトークが上手い
写真右:ケラーは今でも現役で貯蔵タンクなどが置かれている

その後は冷蔵庫の発明で一旦これらの地下壕は使われなくなり、また一部は崩壊したが、近年では自然の冷気を利用した環境に優しい冷蔵庫として再利用が進む。

写真左:ピザの生地なんかもここで熟成
写真右:外へ。中はかなり寒いので、Tシャツ姿の人は早く出たかっただろうな。

ケラーを出ると、すでに12時過ぎ。
週末ということもあり、すでに多くのお客さんで賑わっていた。
前述のようにビールが一杯チケット代に含まれているので、ツアー参加者は皆ビールを受け取りに並ぶ。

ちょうどランチタイムなので、食事も楽しむ。
ここはセルフサービス方式を採用しており、ビールとは別の窓口で並んで注文する。
注文を受けてから調理するようなメニューはなく、肉やソーセージ、クヌーデルン(でんぷん団子)などがオーブンやショーケースに並んでおり、手際良くそれらを盛り付けてサービング。
写真左:フランケンの定番Schäufele(豚の肩肉)
写真右:列は結構早く進む

■Information■
Entlas Keller Biergarten
An den Kellern 5-7
91054 Erlangen

公式WEB

最終訪問 2018年8月

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