<<前回の続き>
クラクフを街歩き
この日1日中クラクフ市内を観光。
クラクフはKrakówと表記。クラコフ、クラカウなど様々な言い方が存在している。
11世紀中頃から1596年までの約550年間ポーランド王国の首都として栄えた。
当時はボヘミアのプラハ、オーストリアのウィーンと並ぶ文化の中心だった。
1939年にポーランドはナチス・ドイツの侵攻を受けるが、壊滅的な打撃を受けることがなかった。
歴史的な街並みは1978年に世界遺産登録されている。
(地球の歩き方を参考に記載)
昔の首都とはいえ、コンパクトな中心部に見所が集中しており、ノンビリと散歩しながらの観光。(一部閉鎖している施設もあり)
写真左:中央広場にある市庁舎の塔と織物会館
写真右:聖マリア教会
写真左:織物会館内部
写真右:フロリアンスカ門横にあった画家ヤン・マテイコの像
写真左:聖ペテロ聖パウロ教会
写真右:教会前の広場でちょっとした古本市が開かれていた
市民市場。
野菜、肉、魚が並ぶ市民の台所。観光客の店もあり。
遅い時間だったため、既に閉店している店もあった。
ランチタイムはサクッとピエロギ(水餃子みたいな物)の店へ。
ビールはポーランド東部にあるLeżajsk Breweryのピルスナー。
トラムに乗ってガジミエシェ地区(旧ユダヤ人地区)へ
幾つかのシナゴーク(ユダヤ教会)が立ち並び、第二次大戦まではユダヤ人街として栄えた。
最近では、当時の建物がカフェやギャラリーに代わり、最新スポットとして活気がある街になってきたらしい。
写真左:スタラ・シナゴーク(ユダヤ博物館)。ポーランド最古のシナゴーク。
写真右:カフェのテラス席
地区内には一見すると廃墟のような建物の中にも、カフェやパブが存在していてなかな面白い。
水分補給も兼ねてその一軒に入ってみた。
別にこだわりがある店じゃなくても、何種類かのビールが揃っているのが現在の流れなのか、ふらっと入った店もそんな感じだった。
店員さんに勧められた飲んだのは「Browar Fortuna」、ポーランド中部の小都市ミロツワフ(Miłosław)のビール。
写真左:円形のマーケットが目印のノビ広場。周辺にジャンクフード屋台も多い。
写真右:あちこちにあるパブリックアート
クラクフでビールを楽しむ
夜は市内中心部に戻って「Bierhalle KRAKÓW」へ。
この店はポーランド国内の6都市に9店舗を展開しているビアレストラン。
店構えといいメニューといい、なんと無くドイツっぽい雰囲気の店。
ブルワリーレストランから思ったが、ビールは委託醸造という。
しかし、当レストランのオリジナルだ!と店員さんは胸を張る。
定番ビール3種類に加え、毎月何種類かのシーズンビールがラインナップされる。
ちょうど同じ日程で友人家族がクラクフに滞在しているので、テラス席を予約して合流。
通常時と違って東洋人は少ないので、なかなか目立つ。
店員さんの一人が中国語を話せる人だったので、中国語での接客が始まった。笑
私もその友人も中国勤務の経験があるので、まぁいいやとそのまま中国語でしばらく返していた。(その家族はご主人も奥様も留学経験者でかなり流暢な中国語を話す)
写真左:ヴァイスビア
写真右:ヘレス
飲み物が揃ったところで、子供たち含めて「かんぱーい」とやっていたら、先ほどの店員さんがテーブルにやってきて中国語で
「え? あなた達、日本人なんですか?なんで中国語を話せるの?」
「流暢な中国語を話すポーランド人も珍しいでしょ!」
などとやりとり。
食事は肉肉しい物をズラリと並べた。
これらを肴にたらふく飲んで1日が終了。
<次回へ続く>>
ピンバック: 平和について考える場所を訪問=ドイツ・東欧ビール紀行2020(その3)= | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut
ピンバック: クラクフからのドライブ=ドイツ・東欧ビール紀行2020(その5)= | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut
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