<<前回の続き>
昨夜、町外れの酒場で聞いた
「君の泊まっているガストホフが朝食が素晴らしいよ」
という言葉通りに良い朝食だった。
食事をするのは美しくリノベされた部屋で、天井には大きく黒光りした梁が横たわる。
かつては夜もクナイペとして営業はしていたようだが、現在は夜の営業はなく、専ら宿泊客専用の朝食ルームとなっている。
食事はセルフサービス。
何種類かパン、ハム・ソーセージ類、チーズなどと言うドイツの典型的な朝食であるが、壁一面に置かれたジャム類を選ぶのも楽しい。
チェックイン時にいろいろと話しをしたマダムに
「昨夜Becherのガストホフで飲んでいたら、ここの朝食は素晴らしい、と言っていたよ」
と話すと、
「あら〜、そう言われると嬉しいわぁ〜」
と随分と気を良くしてジャムをひと瓶くれた。
写真左:美しく並んだハム・チーズ類
写真右:壁にはずらりとジャムが並ぶ
写真左:塩の中には様々な表情のゆで卵
写真右:一通り皿に盛っていただきます
宿泊した日は平日だった。
僕が朝食一番乗りだったが、その後続々と他の宿泊客がやってきた。
結構目に付いたのは出張と思われるビジネスマンで、ドイツらしくデニムパンツにジャケットの姿で新聞を読んでいる。
さて、この日はバイロイトからバンベルクへ移動。
いよいよ僕のホームグランドとも言うべき「Oberfranken(オーバーフランケン)地方」へと入る。
<次回へと続く>>
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