昼下がりのエコマルクトでピルスナー==ドイツビール紀行2014(その20)==

>>前回の続き

マルクト巡りは楽しい

路面電車(Strassenbahn)に乗って数駅。平日に開催されているエコマルクト(エコマーケット)を目指す。
ベルリンに限らずドイツには野外で開催されるマルクトが実に多い。
ドルトムントに住んでいた時も、休日に大きな公園を歩くと大小様々なマルクトが開催されていたが、その頃はあまり気にせずにスルーしていたのが残念。

写真左:Husemann Str停留所からマルクトが開催されているWoerther Str までの道程も、店が歩道にはみ出して、楽しげな雰囲気。
写真右:ドイツの町並にとても良く似合う、無骨な郵便自転車。

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週末のイメージが強いそれらのマルクトだが、実は平日開催のマルクトも多い。
それらは生鮮品が中心で、近隣の農家が決まった曜日の決まった場所に採れたての野菜や果物を並べるマルクトだ。基本的には午前中の開催が多い(ような気ががする)。

今回訪れたのは、毎週木曜日の午後に開催されているエコマルクト。 有機野菜などの生鮮品も少々あるが、加工食品の他、フェアトレードを経て生産された衣類、小物などが揃っている。

基本的に、ここで売られている商品は、エコを意識して作られた物ばかりで、価格はそこそこ高いと思う。しかし、平日午後に定期的に開催されているという事実から考えると、これらに賛同している人々が毎週買い求めにやってくるのだろう。
週末イベントのような混雑ぶりは無いものの、十分な賑わいを見せているのは人口の多いベルリンならではの光景。

写真左:公園に掲げられた横断幕
写真右:週末イベントだと人・人・人・・だけど、程よく混んでいて程よく空いていていい感じ。

 

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写真左:有機野菜はやはり人気。
写真右:小さな車体にコンパクトに収まったコーヒーマシーンが実に格好良い。

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マルクトで、ちょっとほろ酔いランチタイム

まず楽しんだのは「Federroter(フェダーローター)」と呼ばれる微発泡ワイン。
エコ農法で栽培されたブドウを絞り、ワインにする発酵途中の物。 発酵はどんどんと進むため、飲める時期は限られている。
よって、出会ったら飲まなきゃ損ソン。 なお、白ワインの物は「Federweißer(フェザーヴァイサー)」と呼ばれる。

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ランチタイムとなったので、あちこちの出店を覗いて食料調達。 ニコニコ笑顔のおじさんのソーセージ。 普通のチューリンガーと、カレーヴルストを注文。同じ付け合わせでは面白くないので、一つは素焼き、一つはポテトサラダにしてもらう。

 

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「好きなマスタードを選んで!」 と言われるが、種類がありすぎてよく分からない・・。

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続いてトラックの荷台に石窯を載せたビザ屋さんへ。 ベーシックなピザの大きさは40cm。注文が入ると手際よく捏ねて広げてクルクル回して石窯へ投入。 見回すとビールがないので、キオスクで瓶ビールを調達。 ベルリンの大手ビール「Berliner Kindle」(右)となぜかチェコの「Pilsner Urquell」(左)。

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次回へ続く>>

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昼下がりのエコマルクトでピルスナー==ドイツビール紀行2014(その20)== への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 原型残すベルリンの壁と土壁礼拝堂==ドイツビール紀行2014(その19)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

  2. ピンバック: シアターと醸造所==ドイツビール紀行2014(その21)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut

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