運河の外れ、大河への入口
水門を抜けた船は、しばらくRegnitz(レグニッツ)川を進んだ後、本流であるMain(マイン)川に入る。ここでUターン。
マイン川と言うと、両側をワイン畑の斜面に囲まれている印象があるが、それはワインさん地であるウンター・フランケン地方などの話。この辺りでは比較的平地を流れている。
さらに、Uターンした場所は随分と殺風景な場所でもある。
殺風景な中に、華やかな船が一隻。
ガラス越しに見える部屋はホテルの様で、テラスでは人々が寛ぎながらこちらに手を降っている。
これはマイン川クルーズの観光船で、何日も掛けてマイン川を下る(または上る)。
意外かもしれないが、実はバンベルク周辺は工業地帯でもある。
これらの工場からは陸送だけでなく水運も利用されているため、バンベルクには港がある。
こうした運搬船は細くてクネクネした河川は通ることができないため、各所に運河が作られているのだ。
バンベルク市内では、運搬船は物理的にマイン川を通る事はできないため、まずはレグニッツ川に入り、そして直ぐに真っ直ぐなマイン・ドナウ運河に進みフォルヒハイム方面へと進路を取る。
観光船は運搬船と同じルートと通るため、市内へは入れない。
よって、外の港へ停泊させ、乗客は小型船またはバスで市内散策へと出掛けるのだ。
運河手前でもう一隻の観光船を抜き去り、再び旧市街に戻ってきた。
また行きと同じように幾つかの橋桁をギリギリですり抜け、水門を通過しての帰り道。
同じ風景なのに陽の当たり方がちょっと異なるだけで随分と趣が違う。
そして最後はクライネ・ベネディックの風景を横に見ながら下船場へ到着。
約1時間のクルーズ後はランチ&ビールへGO!
ピンバック: 運河を航行==ドイツビール紀行2014(その5)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut
ピンバック: ランチはラオホビア==ドイツビール紀行2014(その7)== | ビール文化研究所 / Das Bierkultur Institut