ミュンヘンへ、そしてオクトーバーフェスト=ドイツビール紀行2003(その1)=

2003年は秋にビア旅を実施。
一度ミュンヘンのオクトーバーフェストに行ってみたと思っていた。
そこで9月の4週目、秋分の日を絡めて休めないものかと、早い段階から仕事の調整をして休みを確保。9月20日土曜日の早朝から名古屋空港へ向かった。

名古屋空港からまずはお隣韓国はソウル・インチョン空港へ。
そこからフランクフルト空港行きに乗り継ぐという、ここ何年か続けているパターンである。

フランクフルトからは高速列車ICEでミュンヘンへ向かい、当日遅くに到着した。

当時から値段優先でミュンヘンまでの「直行便を使う」という発想はなかった。
ソウル経由は日本発が早朝であることから、昼過ぎ発の直行便とあまり変わらない、というのもリピートの理由。

ミュンヘンでは、またまた3日間ビア友宅にお世話になる。

オクトーバーフェストへ

2003年のオクトーバーフェストは、9月20日に開幕した。
ミュンヘン入りしたのはその翌日なので、馬車のパレードは観ることができなかったのだが、会場では馬車が木樽を運んでいる光景を見ることができた。

会場入りしたのは、お昼ちょっと過ぎ。
日中とても暑く、Tシャツで十分な気温。
ミュンヘン在住の方の話では、この時期は普通セーターなどを羽織っている時期なのであるが、この年は異常気象。
オクトーバーフェストがこんなに天気に恵まれ、テント外でTシャツで過ごせるとは、ミュンヒナーにとっては良い意味での異常気象のようだ。

友人達と数人で空いたテーブルをなんとか見つけて陣取る。そして乾杯!!
よく知られた話であるが、オクトーバーフェストではビールは1Lジョッキ(Mass)で供される。これを時間をかけてゆっくりゆっくり飲む、飲む。
ビールその物も1KG(1Lだから重さ1KG)だが、それが厚いガラス製のジョッキに入っているのだからかなり重い。
これを幾つも両腕に持ってビールを売りまくるオバサン達の迫力もすごい。

ここ空いてるか?
恰幅の良いオジサンが狭い席にひとりで入ってきた。
飲みっぷり、そしてそのお腹はいかにもバイヤン。
「俺のためのオクトーバーフェスト!」と言わんばかりの迫力。

脂っこく、しょっぱく、食後に胃がもたれるHaxen(ハクセン)。
しかし、ミュンヒェンに来ると何故か一回は食べてしまう。食後は腹がもたれて後悔するが・・・。
「ギャートルズ」世代は夢見た肉ではないか?

日中は暑いとはいえ、日が落ちてくるとさすがに寒くなるので屋内に入る。
会場には参加している6大ビールメーカーごとにZelt(ツェルト)と呼ばれる大型のテントが建てられている。
Zeltとは和訳すれば「テント」だが、一人用の小さな山岳テントも、このような大きな仮設祭場も全て「Zelt」。

テントの中では丁度バンド近くに空席を見つけ、23時頃まで居続ける。
同じテーブルにいたグループは、ずーっと椅子の上で歌い続けた。

飲んで唄って酔っぱらった僕を送ってくれたS氏!ありがとう!

次回へ続く>>